2023.12.21(木)
久しぶりに上野まで散歩に出かけ、科学博物館の本館1Fで牧野富太郎の企画があり、NHK連続テレビ小説「らんまん」を9月末まで拝聴していたので植物名に誘われ見学する。
国立科学博物館 地球館(本館裏側) JR線の陸橋から
日本の植物研究に多大な貢献をした牧野富太郎。名前をつけた植物は1500種類
日本国内の植物採集調査地 沖縄県を除く全都道府県と台湾と旧満州
山野を歩きまわる足腰の体力が94才の長寿につながったか
新牧野日本植物図鑑2008年版(上) 3206種を載せた「牧野日本植物図鑑」(初版1940年) (下) 教授との軋轢で牧野を入れたのか?
植物研究雑誌(1927年)の論文 自費創刊の植物研究雑誌(1916年)の論文
明治23年東京、江戸川小岩村の土提内の用水地でムジナモを発見、食虫植物で日本でも名高い植物の一つとなつた。
ムジナ(アナグマやタヌキ)の尾に似ていて水中に浮いていることから、「ムジナモ」という和名になる。
「ムジナモ」の植物画、細かく緻密で美しい、植物の特徴が詳細でわかりやすく描かれる
植物画「ホテイラン」日本に生育する野生ラン 植物画 「シコクチャルメルソウ」四国および九州南部山地沢沿いに自生
「ヒルムシロ」 1887年 牧野が最初に発表した論文に記載 「ツチトリモチ」和歌山の神社の森で採集
「マルバマンネングサ」牧野の名が学名に 「ヤッコソウ」 高知で見つけ学名をつける
「ムラサキカタバミ」強い生命力と強固な根を持つ 「ノアザミ」に話しかける万太郎
「バイカオウレン」幼少時代、生家の裏山に咲く 「ヒルムシロ」 日本各地に分布、池や溝、水田などに浮かぶ
屋上から浅草方面 真下にJR上野駅
☆牧野富太郎の植物画は細かく緻密で美しい、気の遠くなるような根気強さが偲ばれる。
人間も植物も動物も更に自然も、皆平等な生き物ですね。
紫カタバミは我が家でも、あちこちに根を下して、どんどん陣地を広げています。(^o^)