※内舘牧子(1948年秋田市生まれ。88年脚本家としてデビュー。武蔵野美術大学客員教授、ノースアジア大学客員教授、元横綱審議委員、東北大学相撲部総監督。著書に「終わった人」「すぐ死ぬんだから」など)
●面白すぎる!
夫の寝顔を見ながら「今度生まれたら、この人とは結婚しない」とつぶやいた70歳の夏江。何の不満もない老後だが、人生の選択はこれでよかったのかと自らに問い…。「終わった人」「すぐ死ぬんだから」に続く「老後」小説。
(70)の衝撃から始まり、次々に巻き起こる意外な展開。息つく暇もなくあっという間に読み終えた。面白すぎる!
「今度生まれたら」。(64)の自分にとって何度かの人生の岐路でいくつかの選択肢はあった。別の道を進んでいたらどうなっていたかはもちろん興味深いし、想像することもたまにあるのは事実。だが妄想したところで「今度」はない。せめてこれから先の老後人生を、「今度生まれたら」と思わないような生き方をしていきたいものですな。
「人生百年をどう生きるか」
1.学校に入り直す
2.ボランティアをやる
3.各種の資格・検定を取る
4.まったく新しい趣味を始める
さて、どうしたもんか。
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