6月30日(火)曇時々雨
今日は一日中蒸し暑かったですね。とにかく朝会社に着いて汗びっしょりになり、帰りも家に着いたら汗びっしょりでした。梅雨まっさかりなのであたりまえかもしれませんが僕達はクーラー生活に慣れ親しんでいるせいか、こう言う天気に弱いですね。昔も梅雨はあったはずなのに、大丈夫だったのだから僕ら自身が変わってしまったと言うことでしょう。
ところで今日は6月30日ですが、最近は7月1日の人事異動が多くなってきて、僕の会社のグループも大異動です。おかげで社内システムの工事が大変です。今の世の中、ほんとうにコンピュータがなければ仕事ができないくらいにシステムばかりです。みんな当たり前のようにコンピュータのお世話になっているのに、仕事は人がいれば回っていくように思っている人が多いのも不思議です。当たり前に動いているので災害があっても動いていると思ってしまうのでしょう。世の中がどんどん進歩しているのに人間はあまり変わっていないのだから、何かでシステムがダウンしたら大変なことになります。きっとパニック状態になるにちがいありません。すでに銀行のATMがダウンしただけで大騒ぎになった経験も、飛行機や列車の予約システムがダウンした影響も知っているはずなのに、自分の所は大丈夫だと思っている人が多いのではないでしょうか?
そのシステムをどんどん集約して効率をよくするために、安価になった高速回線を使い、センターのホストで一括処理をするようになるのが一般的です。集中と分散は未来永劫に続く人間の業のようなものです。技術の進歩によって効率重視の集中化が始まりますが一度何か起こると危険分散が始まります。そして喉元過ぎるとまた集中が始まります。
これと同じようにアナログとディジタルも輪廻のように人間の歴史の中で繰り返されます。今はまさにデジタルの時代ですが、デジタルの良さと悪さを良く理解していないと大変な時代になってしまいます。僕達の本質はアナログなのでなじみやすいけどデジタルの世界は数理処理がしやすく便利だけどツールがなくなってしまうと何もできなくなってしまうかもしれません。コンピュータが良い例です。コンピュータばかりに頼ってしまうとコンピュータがこの世から消えた時人間は総白痴化するんじゃないでしょうか?コンピュータを扱っている自分が言うのもおかしいけど、人が作ったプログラムをまったく別の人が直そうとしたら大変です。
集中と分散、デジタルとアナログ、これらは人間の長い歴史の中で時代と共に繰り返されてきた概念ですが我々のできることはそれらの本質的な長所と短所を明確に把握しておくことだと思います。
それではまた。