良い代理店の話

代理店から保険を契約しているAさんと、通販で契約しているBさんが、雪道で
接触事故をおこしました。（被害は車の損傷のみです）

普通事故になると、任意保険に契約している人は、保険会社の事故係の人が
事故の処理をしてくれます。
この場合はAさんもBさんも、保険に加入していたので、事故の話はそれぞれの
保険会社の事故係の人同士ですることになりました。

ある程度話は進み、それぞれの過失割合がどのくらいかまできていました。
Aさんの代理店は、途中経過を保険会社から受けましたが、打ち出された過失割合に
不満を抱きました。
そしてすぐに相手側の事故係に、直接電話をすることにしました。

（代理店には示談までの権限や、過失割合を決める権限はありませんが、相手側と
話をすることはできます。）

マニュアル通りの判定のしかたで、事を進めようとする相手に代理店は聞きました。
「失礼ですがあなたはどちらにお住まいですか？」すると相手は雪が積もることの無い
地方に住んでいることが分りました。
すると、Aさんの代理店は、雪が積もると道路は通常の道幅の半分くらいになってしまう
ことや、センターラインや停止線などは全く見えなくなるなど、雪道での苦労を
話しました。

その結果、当初過失が大きいとされていたAさんの過失割合が逆転し、車両保険
までは付けていなかったAさんの車が、Bさんの対物賠償でほとんど修理して
もらえる事になりました。
Aさんは自分の過失分は払いましたが、その金額が少なかった事にとても満足しました。

この事でAさんとAさんの代理店との信頼関係はますます深まりました。

これは実話？ですが、あくまでも地域に密着していて、しかも知識と行動力のある、
良い代理店のお話です。