STORY OF INSURANCE

保険って?
生命保険・損害保険・第3分野の保険
この保険はどこから入るといいんだろう?

保険金不払いの原因とこれから....

2007-12-18 10:52:01 | 損害保険
保険金の不払いのほとんどは、主契約ではなく特約の部分でした。

保険が自由化される前、全保険会社同じ補償・同じ料率・同じ保険料であったのを、
他の保険会社との差別化を計り、生き残ろうとした保険会社が競って考え出した
”特約”だったのですが.....。

例えば、太い木に細い枝をいくつも付け足していったため、保険会社自体が、
複雑になった部分の管理を十分にできなかったため...と、もう一つは、
請求されたものだけ支払う、といった保険会社の悪い体質があったのが、
その主な原因といえます。(そういえば、国の制度にも似たようなものがありますね...)

私達に”モラルリスク”を問う側の保険会社が、”保険金”の詐欺をしていたと
痛烈な批判をする人もいます。

この不払いは、通信販売の保険会社だけではなく、代理店制度をとっている
保険会社も同じでした。

ここで私が不思議に思うのは、代理店は一体何をしていたのか?です。

自分の契約者の事故の管理ができていたなら、特約もちゃんと請求できたように
思います。

私達が保険を契約する時に、良いものだという説明をうけたら、ちょっと位
保険料が高くなっても”特約”をつけてしまいます。
そして、その時にはその特約の内容を解ったような気がしても、時間が経つと
自分がつけていたその内容を覚えている人は少ないと思います。
覚えていない特約の請求をはできません。

だからといって、契約者から請求の無い部分に関しては支払わなくてもいい
というのでは困ります。
ここで、力を発揮するのが代理店だったと思います。

代理店は、もっとしっかり管理してくださいね。
そして所属している保険会社であっても、納得のいかないときには、
戦ってくださいね。

不祥事があってから、保険会社は今までの体制や保険内容を見直して
”抜本改革”を進めようと頑張っているようです。

この”抜本改革”で保険会社の目指しているのは、

商品の内容の簡素化⇒契約者にとっても補償の内容を解りやすくして
              不払いなどを防ぐため

業務上の流れを簡素化⇒保険会社や代理店が事務に使う時間を短縮して、
               契約者へのサービスにつなげるため

だといいます。

つまりは、私達契約者にとって、良くなることばかりなのですが.....。
                          
コメント
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