STORY OF INSURANCE

保険って?
生命保険・損害保険・第3分野の保険
この保険はどこから入るといいんだろう?

良い代理店 part2

2007-12-13 11:00:46 | 自動車保険(任意保険)
前回で、”良い代理店”の実例をお話しましたが、代理店のお話をします。

代理店には、専業代理店と兼業代理店があります。

1.専業代理店は、保険業務だけを行っています。

  保険業務だけで生計をたてているのですから、”保険のプロ”といえます。
  日本の損害保険をここまで広めたのは、この人たちの力でしょう。

それに対して、

2.兼業代理店は、保険業務の他に違う業種の仕事もしています。

  不動産屋さんや、マンションの管理会社、車の修理工場、カーディラー、
   金融機関の窓口、などがそうです。
  不動産関係の兼業代理店では、主に火災保険を扱っていて、自動車関係の
   兼業代理店は、自動車保険が中心になっているといったように、得意分野が
   あるようです。

今は、損害保険も特約などで内容が複雑になっているため、以前のように
手計算では追いつかなくなっています。
保険料を出すためには、パソコンのシステムを使わなければなりません。
契約者の保険料入金状況や、事故の進捗状況を知るためにも、その他保険会社との
連絡などもメールを使うなど、代理店にとってパソコンの操作が、必要不可欠に
なってきています。

さて、良い代理店は?

 ・保険商品や約款に精通していて、道路交通法、行政処分、法律、税金、
  その他保険の知識が豊富で、事故処理がしっかりできる

 ・契約者の状況を把握・整理し、新しい情報を提供してくれる

 ・動きが良く、事故現場にも出向いてくれる

 ・保険会社の言いなりにならず、時には所属している保険会社とも戦ってくれる

              
保険会社からみた良い代理店は、上記の他に、

 ・保険会社から提供された資料や情報を、自力で勉強して決して保険会社の手を
  煩わせない

 ・事故などで保険金を支払う確立の低いお客様を、たくさん保有している

実際に、パソコン操作のできない代理店、向上心のない代理店は敬遠されます。
保険会社の指示に従わない代理店はもってのほか..です。

それぞれの保険会社も、生き残るために必死なのです。

”不払い”など不祥事が続いた保険会社は、契約時に確認書類(本人が保険の内容を
了解して加入した..という書類)を取り付けることなどを各代理店に指示しました。
このことで、契約時に今までより時間がかかることや、確認書類不備の場合、
取り直しをしなければならないことに不満をもって、廃業した代理店の件数が
かなりの数になると聞いています。

保険会社は指示したことが”出来ない代理店”には辞めてもらった方が
助かるのです。
保険会社が生き残るためにも、足をひっぱるような代理店がいては困るのでしょう。

保険会社からみた”良い代理店”は必ずしも私達にとって良い代理店ではありませんよね?
コメント
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