めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

語りだす奈良 ふたたび (西山 厚)

2022-10-10 21:57:48 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

こちら続編 です。
いや~~~~(唸)
ほんと、いいわ~~~、奈良。
そして、ほんといいわ~~~、西山センセイ。
この本から 奈良の魅力はもちろんのこと、西山センセイのお人柄が ひしひしと伝わってきて。。。
いいなー。 西山センセイから学びを得られる学生さん達。

前作とはちょっと趣が違い、今作は 西山センセイご自身の 普段のお気持ちの持ちようとか、私生活の部分もちらりほらちと盛り込まれており、エッセイ集として より楽しめる(=深い)内容となっております。
中でも 心にジーーンときてしまったのが、将棋の谷川名人(浩司さん)のエピソード。
これを敢えて この本に取り上げられた西山センセイの思いが伝わってきて、泣きそうになりました。。。 がな。
ほんと、いいです。 西山色。
どうか くれぐれもお身体にお気を付けて、奈良(だけじゃない)魅力をこれからも発信してくださいね。
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海が見える家 逆風(はらだ みずき )

2022-08-21 08:25:10 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

あっという間の 3作目
タイトルから予感していたのは、文哉 VS 南房総の人々… と思っていたら、違った。。。
よかった。(わけではないけど…)
人的障害ではなく、風土、自然、と生活していく上で決して抗えない デッカイものがターゲットでした。

でも、文哉の底力、天然さは、南房総での生活により着実に培われていて、頼もしい。
そして、文哉が尊敬して、本当にすごいのはこの人だ →というカズさん。
私もこれまで読んできて カズさんが ここの知恵人、生きる力を自分で蓄えて伸びていく人だと、感じている。
だから、カズさんが改めて認められた一節は、とても嬉しかった。

あと、偏屈ジジイ=幸吉っつぁんの変化。
これが実に微笑ましい。
幸吉さんが文哉を信頼していく過程、これもとても嬉しい。
いい話だ~。

ところで、はらだセンセイ、こちらのシリーズ、まだ続きますよねぇ…?(=期待! 希望!)


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海が見える家 それから(はらだ みずき)

2022-08-20 12:23:11 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

とっても気に入って 幸せな読書時間を過ごさせていただいておりますよー。
ということで 2作目

オレンジ色の山の高台に集うお馴染みの地元住民&別荘族。
カズさん、凪子ちゃん、寺さん、中瀬さん、
みなさん よくぞこういうキャラを持って、それぞれの文哉とのエピソードを紡ぎ出されたなぁ~~
と、はらだセンセイの世界を楽しんでいます。
特に、地元生粋のガンゴおやじ、幸吉さん。
幸吉さんが 南房総での長き生活で培ってきた、うんちく、これは読みながら “ほぅ。 ほ、ほーーぅ。” と学ばされるなぁ~。

2作目、あっという間に読み終わりましたが、3作目はタイトルからして ちょっと…
ドラマが待ち受けているような予感。。。
ドキドキ しながら、文哉と お馴染み南房総メンバーとの行方を読み届けますよー♪ (うっしっし)
楽しみ。 楽しみ~!
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海が見える家(はらだ みずき )

2022-08-19 19:26:42 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

今、貪るように読みたい! この本 に巡り合えて、すごく すごく幸せです。
シリーズ3部作なので、実のところ 勢い止まらず、現在2作目を読んでいますが、良い! 良い! 良いっ。

先週は、もぅ… 体調が悪くて悪くて 本どころじゃなかったけど…
実際、この最中に読んだ本→ 酷評で 塩感想になってしまい、作家のセンセイに申し訳ないな~ と思ったけど。。(汗)
ようやく かなり復活してきたので、いいタイミングでこの本をゲットできて、嬉しーーーい♪

あまり ギラに 良心とか前面に出してくる話は、好きでないので、
その点、この本は 控えめで自然、、、奥ゆかしさがあります。
南房総での手探りで始まった、お父さんの足跡をたどる生活。
文哉の戸惑いも臆病な気持ちも しんみりと伝わってきて、応援しながら読み進めています。

そして、このテの作品で 惹かれるのが、地元の住民から 垣間見える心がほどける瞬間とか、過程。
このあたり、はらだセンセイは 実に心地良いテンポで描いてくださっている…
あぁ、 幸せ。。。
どんどん読みます♪
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なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない(辻 仁成)

2022-08-14 18:24:58 | 本(よかった!) た・な・は行の作者
 

もうお馴染み、大好きな辻父子の ノンフィクション
ただし、今回は コロナ禍に挑む パリのロックダウン中に綴られたとあって、辻パパの爆発や嘆き、恐怖の心境が時折出てきます。
パリは 法律で監視されるし、罰金も課せられるしで、より一層の緊迫感が。。。
振り返ってみれば、日本の あの2年前?の緊急事態…だって、人生初の経験で 日々の歩みが周りを気にしい、恐る恐る…の生活だったなぁ・・と。
でも、辻パパは 愛する息子を守るため、異国の地で 必死だったんですね。
ということがよく伝わってきます。

左側の画像(著者コメント)を見て、ほーーんと、いい親子なんだなぁ… と、思わずニンマリ。
辻父子の今後も追いかけて読んで行きたいです。
作家さんの伝える力の偉大さ、社会貢献度が 今回の本で、よぉーくわかりました。
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夏の騎士(百田 尚樹)

2022-08-07 15:29:02 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

いやぁ~~~(唸) こちら
よかった! よかったですよぅ! 百田センセイ、ありがとう。
もぅ、読む前から “この本は、きっとイイに違いない!!” と 感じるニオイがプンプン・・・(笑)
ワタシの直感は 的中しました。
バンザーイ♪
騎士団と壬生ちゃん、サイコー!!

百田センセイ、 あの風貌とご発言から 世間では ちょっと…誤解を招いてしまう部分もあるかも。
でもね、 本を読んだらわかります。
百田センセイが どれだけ深いハートの持ち主であるか。

今回、オーロラ姫=壬生ちゃんに学ばされた。
小6なのにすごいよね。
目はちゃんと真実を見ている。

それと、最後、妖怪ババアの息子どの。
彼の正体がわかった展開に、思いっきり喝采♪
ほーんと、百田作品、大大大、大好きです。
もしも迷っていることがある、そこのあなた、がいらっしゃり、たまたまこのブログにお立ち寄りくださったんだとしたら、
どうか この本を読んでみてください。
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ほどなく、お別れです[2]:それぞれの灯火(長月 天音)

2022-08-03 22:26:13 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

ほんとうにさ・・・
着眼点がすごいよね。 圧巻。
前作 に引き続いての、シリーズ2作目

なんというかですね、この本読むと 死生観が覆ってしまう。(← とてもいい意味で。)
うーーん。。 そもそもがこの舞台に目を付けて 本に書きあげて 世の中に送り出したことが 素晴らしいと思う。
そして、あいにくととても感動したらしい(全く覚えてませんの… 実は。。(汗))1作目から年月を経てもなお、
また改まって 1からの気持ちで自然と向き合わされるんですよねーー。 この本に。
もう1度、1作目をおさらいしたくなった。
読んでみようかな・・・ (予約しました。(爆))

美空ちゃんの人生を変えた 漆原さんの仕事への向き合い方、
復習したくなった。
陽子さんの下でアルバイトから始めた 美空ちゃんが、何故ゆえに方向転換に踏ん切ったのか?
なんだか 居ても立っても居られない、前作読みたーい! という心境。

あとね…
びっくりだったのが、長月センセイって ご主人を亡くされているとのこと。→ こちらの記事
え。。。 そうだったんですね。
だから、こんなにも魂にズシンと来る作品になっているのですね。
辛かったですね。。。
今日、次なる本を借りてきたけど、そっちのけで1作目を読みたくなった。

*後日談(R4.8/6)
ペロっと・・ 読みました。
なるほど。 記憶力衰退の一途をたどる わたくしめとしては、純粋に良かった!
腑に落ちた。
漆原さんも 里見さんも陽子さんも、本当に素敵!
坂東会館という場があることに、心からエールを贈りたい。
そして 実際のところ、この本を読んで、かなり救われる人って 多いと思います。
再読して ほんと良かった。 美空の成長と 関わる周りの人の今後をこれからも読んで行きたいです。
ほんと、いい本です。
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父ちゃんの料理教室(辻 仁成)

2022-07-19 22:06:34 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

この本 はっ・・・
それはそれは、(作家なんだか シェフなんだか?)と思うほどの おいしそうな おフランス料理、
それも 心温まる家庭料理が これでもか! というほどのオンパレードで、生唾(涎 ?)を何度もゴクリ。(笑)
本当に ? 本当に?
辻センセイが 作っているんですよね??
と、その答えは 文章を読めば明らかです。
だって、 だって、 息子クンへの深い愛に包まれているんだもの!

最後の「あとがきにかえて」
ここで、辻センセイが どれだけ必死にパリでの1日を生きて、どれだけ 残された一人息子を愛して育ててこられたのかが、
よぉーーーく わかりました。
この本の文と写真と料理には、辻センセイのハートと 父子の絆が たくさん詰まっています。

センセイの文章、端的で分かり易いからこそ、周りからは 到底わかりえないほどのご苦労があったんだろうな・・・
と 思いました。
そもそもが、『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』(←今や大学生になった息子さん)を読みたいな~ と思ったことがきっかけで、この本に出逢ったんですけど、出逢えて良かった。
フレー フレー  つ・じ・け(=辻家)♪

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わたしの良い子(寺地 はるな)

2022-07-11 20:23:36 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

これこっち にも載っていました。) はっ・・・
良かった。。。
なんというか… 読みながら じわじわと良さが伝わってくる、スルメのような作品だった…。

いやぁーーー(唸)
すごいよ。 寺地センセイって。
ここまで 読み手の心をガッチリとつかんでしまう深さからすると、もしや 児童心理の専門家? とも思ったが、
そうではないみたい。
小説家の取材力、掘り下げる力って、本当にスゴい・・・

でも、なんというか…
これって、まるで川の流れの如く、自然に身を任せて読んでいくと スルリスルリとこの寺地センセイの創る本の世界に入っちゃう・・
読みやすいので、お若い人向け?とも思いきや、大人の心理とか 駆け引きも巧くて、どんどん惹き込まれてしまう…。
それでいて、随所に 子どもの視点から 大人がドキっとさせられるような部分や、本気で考えさせられる部分もあったりして。

椿ちゃん、朔、この設定、大いに感動!
老婆心ながら、オバチャンから一言。
お若いみなさま、
将来を担う未来ある 若者のみなさま、来たる夏休みにこの本をぜひ読んでみてください。
きっと、それぞれの胸に響くものがあると思います。
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始まりの木(夏川 草介)

2022-05-24 20:55:16 | 本(よかった!) た・な・は行の作者

良かった。。。 (しみじみ…)
本当に 良かった。。。 (ひしひしと…)
ワタシは改めて惚れ直したぞ!
小説家の夏川センセイに。

おっと、もちの もちろん この本 にも惚れました!!
しかも、しかもだよ…
この本の裏表紙に 古屋先生が・・・ いらっしゃるのに気付いて またまた惚れ直したわよ。
一体、この本に “隠れ古屋” がいらっさることに、どれだけのかたが気付かれたんでしょーー♪ 
うっほっほーい♪ (←得意げ)(爆)

夏川センセイの描かれる世界が観たくて、わが家→(犬顔ダンナを巻き込み)信州に開眼!
今年も行きたいよーーーーーーーー(叫)
コロナ禍のお忍びでも… 行く行く。 行っちゃう♪
この本読んだら、高知にも行きたくなりました。
ただし、飛行機で!
千佳ちゃん、健気。
古屋センセイの立派な弟子だよ。あなたは。
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