あ~~ 面白かった。
本ブログにコメントを寄せてくださったウォーレンさんからのご推薦が縁で、
読ませていただきました。 こちら。
いや~~~~
ほんと、読み応えのある ユーモア・ミステリーで、
まさにまさしく ワタシの好みでした。
508ページに渡る 大作でしたが、なにしろ 奥泉先生のご発想が豊かで、
次から次へと読者を楽しませる術が満載なので、
ほぼ 一気読みしてしまいました。
いや~~
イイですねぇ。
飄々とした 桑幸センセイ。
愛されキャラです。
また、見た目第一で、学力は ???の麗華女子短大という舞台にあって、
冴えない国文学准教授 という設定にあってこそ、
桑幸のキャラが ぜつみょ~でして、
いや~~、 味があります。
ウォーレンさんからご紹介いただいたのは、この本の続編だったのですが、
残念ながら 市内図書館の所蔵本が、全て貸出中になっていたので
(人気シリーズだったのですね。)
ひとまず、初作を借りてきた次第ですが、これは気に入りました。
ワタシの感性に、合っています (人´ з`*)♪
↓
春狂亭猫介(著)/ 『駄洒落大辞典』一部抜粋
「あっちから、ダサイお侍が来るよ。」
「ほう、さよう(斜陽)ですか。」
・・・・・・
ぶわはははははは (o_ _)ノ彡☆ポムポム
もぅ、 太宰 治もまっつぁお! ですな。
この他にも、諸橋ろんどん元夫妻の存在などで 笑わされる場面があったかと思えば、
ワタシも結構、好みな「明星のちかい」のブレイクネタ、
はたまた、シリアスなネタの仕込んであったりと、
いやはや、奥泉センセイの多才な展開に 舌を巻きます。
そして、ラスト2ページの 粋な計らいには、ほんと あっぱれ!です。
ましてや、“十五少年…” と 桑幸のその後、それぞれを あーゆー形でまとめたなんて、
憎いじゃ あーりませんか。
それも、新聞・週刊誌の記事引用のスタイルをお取りになった、このセンス、
むむむむ… まさにワタシ好みです。
ウォーレンさん、“桑幸”シリーズをご紹介下さいまして、誠にありがとうございました。