今回は、毎度 新たなジャンル開拓に 大変参考にさせていただいている、実にありがたい
本よみうり堂 からが 出会いのきっかけとなりました。
こちら、初めての作家さんです。
ほぼ同世代の男4人組
*内訳→ ごく普通の3人(真島,繁田,仲杉)+ 人格上の障害を抱える異色の1名(斎木)
が織り成す 等身大の短編仕立ての4章から成っています。
・敬語で旅する四人の男 … 真島 (4人の出会いと初めての旅)
・犯人はヤス … 繁田 (離婚した実子を連れた軽登山)
・即戦クンの低空飛行 … 仲杉 (一見苦労なし現代っ子の苦悩の現実)
・匡のとおり道 … 斎木 (家庭の背景と 運命のカノジョとの出会い)
以上、それぞれ1人ずつにスポットライトを当てながら、紀行と共に 4人同士の付き合い方
(特に、斎木 との上手な付き合い方)
が展開していく流れになっているというもの。
はっきり言って、真島 ~ 繁田 ~ 仲杉 の3章は 結構イイです。
それぞれの過去の背景から、旅を通して回想したり 悩んだりしながら前進を遂げるような
作りなので、読みながら 彼らにエールを贈りたくなる感じ♪
ただ、最終章(斎木の巻)では、ちょっと…
作り過ぎのような感が否めず…、イマイチ 食傷気味でしたか… ノ(´ρ`)ヽ
個人的には、斎木の職場上司(水元総務部長 ♀)が ステキだと思った位で…
もぅ少し 自然な流れの方が、後味の良い作品として締めくくれたかもしれません。