めへへ 書感

本好きなヤギ似のワタシが 勝手な感想を綴った備忘録 (時々、他)♪

満願(米澤 穂信)

2016-02-21 21:17:17 | 本(まあまあ) ま・や・ら・わ行の作者

ずーっと読みたかったんです!! こちら。 しかし…
地元図書館では、人気も人気… 大人気で 予約の順番がなーかなか回ってこない・・・

と、予約したことさえ忘れていたところへ 職場の先輩が貸して下さるコトになり…(嬉)♪
これぞ まさしく満願成就☆ (笑)

ということで、ついについに(!)待ち焦がれた コチラ 、発刊からはや1年近くなってから読めたのでした 。。
ありがたや〜 (-人-)

1. 夜警  2. 死人宿  3. 柘榴  4. 万灯  5. 関守  6. 満願
以上6作品から成る短編集ですが、ひとことで言うならば、“チャラい ミステリーではない!”
「第27回 山本周五郎賞」に納得の 文学作品です。

いやはや…
実は~  (大きな声では言えないが…)
第28回の同賞作品 は、ちょーっと… 賞の価する看板に納得行かない部分アリき ? の不満感が、まだ記憶に新しい分、
米澤センセイのこの作品は まさに正統派の周五郎賞!と言った感じでしょう。

要は、肩肘張らない短編ミステリーとは言え、読みながら風景を彷彿とさせる情感たっぷりの表現力だったり、
読み易い 美しい言葉並びや文章力…
この辺りに浸れるのも、周五郎賞作品を支持する所以です。
だから、その点で 納得の満足♪

どの作品もそれぞれに味があるので、好みはきっと分かれるのでしょうね。
6作品それぞれに、ちゃんとトリックも仕掛けられているのも イキな演出です。
ワタシは、特に、タイトル作品の“満願”が気に入りました。  (o'∀'人)











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする