久坂部センセイの「認知症介護」小説、第1弾の こちら に続いての 第2弾。
ぅうーーーーん・・・(唸)
久坂部センセイの文章、理路整然としていてとても読み易いし、なにしろ… 描写が鋭く、目が離せないほどのリアリティ。
たちまち惹き込まれて、ほぼ一気読みでした。
うぅーーーーん…(唸)
でも、この介護に瀕した 好太郎さんも奥さまの泉さんも、極めて 理想の長男夫婦!って感じ。 はい、まさにまさしく!
一旦 施設に入所したお父さんを、休職してまで 自分のマンションでの在宅介護に踏み切るという、、、
ほんと、ホトケ様のような ダンナ様と 理解のある寛大な奥さま。
でも、そんな 超、優等生の一家にも 次々起こる…
というか、何が起こるかわからない現実、これが 生きている人間を看取る覚悟の介護なのですね。
ほんと、目を反らせない、現実問題なんだけど・・・
介護職に携わるプロの方々、 この本だと、主に訪問ヘルパーの2人でしたが、ほんっとに(!) 偉大です。
頭が下がります。
特に、ヘルパーになりたての山村くん、飄々としていながらも 仕事をきちんとこなし、信頼も培って… と、本当に感服。
他にも、マンションの隣人とか それぞれの家庭事情とか、エトセトラで、
(えぇ…? こんなことまで起こるのか・・・)ということに 読むだけで圧倒されてしまいました。
でも、お医者さんが こういう形で現実を知らしめて下さるのは、必要なことだし、ありがたいことです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます