女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

★企業が女子学生を敬遠する理由

2007-08-10 | 日記・エッセイ・コラム

以前、就職活動中の女子学生に向けて「企業が女子学生を敬遠する理由」としてコラムを書きました(以下抜粋)

 

営業といえば自分で作成した企画書を武器にカッコよくプレゼンしているワタシ。企画といえばトレンディドラマに出てくるようなキレイなオフィスで「新製品開発」の第一線で活躍してるワタシ。それとも敏腕コンサルタントとしてお客様の経営相談に乗っているワタシ。

 

なりたい自分のイメージを描くのは悪いことじゃない。

 

でも営業は地道なアポとりや飛び込み営業などの仕込みがあってはじめて成り立つもの。それに新入社員がいきなり新製品開発に携わることはありえないし、ましてや新人に経営相談を託すことを考える社長はいない、というのが現実。

就職活動をしていると訪問先の企業で「カッコいいスーツに身を包んで颯爽と仕事をしているデキル女性」に出会うことも多いでしょう。そういう人に憧れて、その人のようになりたくて入社するのもいいと思う。でも忘れないで欲しいのは

 

彼女たちも最初からかっこよかったわけではない。

 

という事実。雑用をこなし、失敗して怒られたり、泣いたり、悔しい思いをしながら一生懸命努力をしたからこそ、今の彼女たちの姿があるということ。

女性に多いのは自分もそうなりたいという思いだけで仕事を捉えること。これから仕事を始めようというアナタたちとデキル(ようになった)女性たちの間には経験や努力を積み重ねという大きな差があるのに。だから入社後「思っていた仕事と違います!」といってさっさと退職してしまう女性たちを見ていると正直「オイオイ・・・・」って思っちゃう。地道な努力なしにお金が稼げるほど世間は甘くない。お金を稼ぐのって大変だということをわかって欲しいなぁ。でも夢を追いかけるな、現実を見ろということだけを言うつもりはありません。ただ、イメージのなかのワタシの将来と今の自分には大きな壁があって、その壁を乗り越えないと夢は実現できない。企業が欲しいのは

 

夢しか見られない「夢見る夢子ちゃん」ではなく、「夢を現実のものとする力を持った人材」

 

だということはアタマに入れておいて欲しいな、と思います。(以下略)

 

まさに、20年前の自分が典型的なこのタイプ。もし今、当時の自分に出会うことがあったら説教したい「あんた!しっかり地に足をつけて考えな!」「世間をなめとったらあかん!何様やねん!!」と。残念ながら、当時の私の周りには、こんな苦言を投げかけてくれる人はいなかった。いやひょっとしたらいたかもしれない。でも、少なくともその苦言を聞き入れる度量は当時の私にはなかった。だから、こんな当たり前のことに気づくのにずいぶん時間がかかってしまった。

 

このブログ読んでくれているあなた!私と同じ失敗犯さんといてや!!・・・という願いを込めて。感謝!