中村です。
マンションの近くに昔行っていたかもしれない店を見つけたと
いう前々回の話の続編
店を見つけたことを同期で仲の良かった友達に連絡したら、
「中村ちゃん、偵察行ってきてぇ~や」
で、
思い切って行ってきました。OFF
扉を開けた瞬間
PLAY OFF+は、まぎれもなくあのOFF
と判明
テーブルクロスもディスプレイされている古いジャズのレコードも
そして何よりカウンターの奥にいるマスターが
OFFそのもの
当時は年齢不詳。30代だったと言われればそうとも思えるし、
50代と言われてもわからんでもない・・・。
ただ、現在はおそらく70代だろう・・・ということが推察される。
髪型は当時と変わらずロン毛を後ろで束ねている。
「いらっしゃい」
とりたてて声をはるわけでもなく、前に出てくるわけでもなく普通に
迎えてくれる。
1人でBARに行くなんて、そうはないシチュエーションなので、少々緊張
しながらカウンターに座り、ハーパーのソーダ割りを注文。
ドリンクを作っている間に話しかけてみる
「20数年ほど前、前の店に会社のメンバー達と行ってたんですけ
ど、この間たまたま見つけて、ひょっとして『あのOFF~』
ってうれしくなって来てみました」
「あの頃は『糸偏(いとへん)』が元気やったからねぇ~。一番勢いあっ
たんちゃうかな・・・」
ハーパーのソーダ割りと殻つきのピーナッツが一つかみカウンター
に置かれた。
8年前に今の場所に移転したこと。新しくスタートするという意味をこ
めて店名のあとに「+」をつけたこと。など話を聞きながら、懐かしい
オイルサーディン(もちろん、缶のまま出てきました)を食べながらソー
ダ割り2杯飲んだところで、
「マスター、いけるぅ~」
と7~8人のほろ酔い客が入ってきた
「そろそろ、帰りますわ」
会計を済ませて店を出た。帰り際、マスターが
「見つけてくれてありがとう」
とぼそっと一言。必要最低限の愛想しかないのも以前のまま。
また来ようっと
愛想がなくて放置感が心地いいBAR PLAY OFF+