女を捨てず・女に甘えず・らしさを活かす

女性スタッフがビジネス社会で実際に体験したことを中心に「見たこと」「聞いたこと」「感じたこと」をありのままお伝えします。

TULIP

2013-01-04 | インポート

新年あけましておめでとうございます

今年もこのブログ、そしてアイプラスを可愛がってやって下さい。
よろしくお願いいたします。

さて今年最初は中村の個人的趣味の話から・・・。

行ってきました。TULIP

「何?」「TULIP??」「???」と思っている人も多いでしょうが、
私12月29日大阪オリックス劇場で開催されたTULIP(というバンド)40周年コンサート
に行ってきました

三重にいた頃、TULIPファンだった私は仲のいい友達と一緒によくコンサートに行った。
芦ノ湖や名古屋城の屋外コンサートに行く前の日は友達宅に泊めてもらった。
特にボーカルの財津和夫が好き
色白でインテリっぽい風貌もさることながら彼独特のこだわりや小難しい人生観が好きで、
これらが聞ける東海ラジオの深夜番組「財津和夫の人生ゲーム」が受験勉強の友だった。
予備校に通っていたころ、名古屋駅のコンコースで財津和夫に会って握手をしてもらい、
「この手絶対洗わん」と言って母をあきれさせたことを思い出す。



あれから30年近い時が流れた。



関西で就職し生活のリズムもつきあう人間関係も大きく変化し、いつしかTULIPの曲
を聴くこともなくなった。メンバーの近況も耳にしなくなった。
実際、バンドは1989年に活動休止。その後1997年に25周年を機に活動再開しコ
ンサートも行っている。


にしなくなった」ではなく「にしなくなった」ので「入らなくなった」が正しい。


が、去年の8月か9月とにかく暑い時期だったことを覚えているが、
新聞の「TULIP40周年コンサートチケット優先販売開始」
の文字が目に飛び込んできた。



その瞬間


「行きたい!」⇒「行こう!」


行くなら

「高校時代の (一緒にコンサートに行っていた)友達
と行こう!」






即決





かくしてコンサート当日




当時30代中心だったメンバーは1人を除いて60代。
大好きだった財津和夫は白髪の穏やかなおっちゃんになっていた。
当然ファンも同じ。会場にかけつけた3階席まで満席のファンも、50台中心の
ええおっちゃん&おばちゃん。もちろん、私&友達も。

でも、



財津さんのちょっとこぶしのきいた甲高い声
10歳ほど年下のベーシスト宮城くんを見つめる財津さんの優しい眼
安部さんのほんわかした雰囲気
姫野くんの童顔
メンバー同志の掛け合い
財津さんのおやじギャグ
上田さんのエネルギッシュなドラム




↑ 変わらない「曲」「声」「人」

さらに、いろいろあったであろう人間関係を乗り越え、このメンバーでステージに立つ
ことを心底「楽しんでいる」5人のメンバー達からにじみでる

以前にはあまり感じなかった「空気」「一体感」




が、私たちをあの頃に、
いやいや、あの頃の気持ちを持った「現在」に誘(いざなって)くれた。

60すぎたおっさんに向かって「姫野く~ぅん」
デビュー当初の曲の合いの手に「ざいつさぁ~ん」
 
はちょっとこっぱずかしかったが、懐かしい場所に戻ってきたような安心感があった。

2回目のアンコールでデビュー曲「魔法の黄色い靴」をこぶしを突き上げ大合唱


笑顔でステージを去っていくメンバー達に向かって、これまた笑顔で手を振る観客から
自然に

ありがとぉ~っ

今回のステージ、我を忘れてシャウトする「刺激&興奮」はなかった。
そもそもそんなことは期待していない。


しっかりチャージした穏やかなエネルギー
当時と同じキラキラした目でステージを見つめる友達
思いださせてくれた小生意気な田舎娘だった頃の気持ち

ステージ上のメンバー達も、会場にかけつけたファン達も、隣にいる友達も、もちろん
私も、それぞれそれぞれ「時間(とき)」を過ごし、それぞれ
「人間関係」を築いた。


それでもまた同じ時間を楽しめる喜び・・・。


変わるものと変わらないもの。変化しながら新たな形を作っていくもの。
葛藤。別れ。出会い。受容。
TULIPの曲のタイトルにも何度か出てくる「人生」。そして「時間(とき)」・・・。

懐かしさとうれしさ、そして温かさで最後は涙が止まらなかった。

 ありがとう    そして  TULIP最高
 


若い子達になんと言われようと



TULIPは私の青春
(←この表現がすでに時代遅れだぁ!
何が悪い!!



年末行ったコンサートの記事で感謝の気持ちでこのブログスタートします。