
県内では有名・・もしかして甲信越でも有名?
いや、全国的にも名をはせているかも・・・大鹿村の‘ヒマラヤの青いケシ’
最高気温が25度以上の場所では作れないという高地に咲くケシです。

これを作っている方、中村さんとおっしゃるんですが、JAみなみ信州の花卉組合員さんです。
私の勤める選花場にもいろいろな花を出荷してくれるのですが、何しろ圃場が標高1500メートルにあるので、
ケイタイがなかなか通じない。
市場から注文が入った花を出荷できるかどうか確認したくても出来ないっていうんでチヒロさんと大鹿村まで
会いに行きました。
観光のケシの時期は終わっていましたが、まだところどころに花が咲いていました。
ケシの花は出荷はしないので、ここでしか見ることが出来ませんが、
出荷用、苗用、自分のお気に入り用と何種類もの花を作っています。
ナデシコの仲間のブルーの涼しげな花(名前わからず)
アザミの仲間の黄色の元気な花(名前わからず)


タイ釣り草のピンクと白、これは花選には出てきませんでした。
出荷用だったらしいけど、忙しくて収穫できなかったとか・・・


アストランチアですが、今は何処にもないっていう珍しい品種二種。
株は絶やさないようにして、いずれは増やして出荷したいそうです。


ピンボケで分かりづらいですが、世界一小さいというナデシコです。
私の太い指と比べてみて下さいな。
花の直径は7ミリぐらいでしょうか・・何輪も咲くそうですが、咲いた花は一日でしぼんでしまうので、
観賞用にはならないみたいです。

注文の多い白のスカビオサですが、病気が出てなかなか出荷できないとこぼしていました。
ルドベキアの仲間のヘンチョコリンな花(名前わからず)


オカトラノオも葉に斑点細菌の病気が出てしまって、出荷できるのが少ないそうです。
何に付けても、花作りは虫や病気との戦いのようです。

中村農園の花ではありませんが、
こちらは最近選花場に出荷され始めた“アスクレピアス”です。
北アメリカ、アフリカ原産の花で選花場で初めてお目にかかりました。
世界にはまだ見たことがない花が山ほどあるんでしょうね~
