海が無い岐阜県の山間部に住むサトミさんに、瀬戸内らしい食材を食べてもらおうと思ったものの・・・・なにせ、私の外食生活は、オイルとにんにくにまみれているので、瀬戸内料理のカテゴリーの持ち合わせがありません。
そこで、ギャラリー草のtakakoさんにご相談したところ、絶品の穴子料理が食べられる、と『大漁料理 とと屋』をご紹介いただきました。
少し古めいた造りの4階建てビルで、仲居さんはみな和服姿。なんとも、昭和風なたたずまい。創作料理では無い瀬戸内のお魚料理の老舗でした。
穴子(時価)を1本頼んで、半身は刺身、半身は天ぷらに。
穴子をお刺身で食べたのは、全員生まれて初めて。コリコリでとっても甘い。店の生簀から水上げして、すぐに調理するのでお刺身にも出来るようです。量も十分。1人数10枚ありました。
こちらは、天ぷら。ふんわり、ほっくりで、こちらも絶品でした。骨のから揚げも、パリパリ。
岐阜ではタコの天ぷらを食べることは無いそうなので、ではこちらも。たこ天です。タコの一切れのこの大ぶりで厚みのあること。
海鮮と卵の入った巻き寿司。ふわっと巻いてある職人ワザ。
なにせ、小市民なもので、時価というお値段の食材を食べたことが無い。
思い切って注文してみたものの、幾らぐらいなものなのか・・・・・と、お会計にちょっとビビッておりましたが、これがビックリするくらいお安くて、3人で『やすっっ』と、声を上げました。
生簀からその場で〆る本格的な鮮魚を、職人さんがこしらえてくれて、気が利いていて、お品の良い着物姿の仲居さんがお運びしてくれる、そして驚くほど安い。
知っている人は知っているようで、どんどんお客さまが入ってきて、満席でした。
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