ニュースなはなし

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冷気の境内です

2024年02月04日 17時03分23秒 | 日々の出来事
霊気ですね⭐


2/4/2024
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雲の映るビオトープに

2024年02月04日 16時32分18秒 | 日々の出来事



曇り空に日が差します
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河面に西日です

2024年02月04日 16時24分29秒 | 日々の出来事


河面に西日がさす季節になりました❗
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アインシュタインの重力理論と量子力学の統一を目指す新理論――時空は量子的ではなく古典的

2024年02月04日 11時03分57秒 | 科学のはなし


アインシュタインの重力理論と量子力学の統一を目指す新理論――時空は量子的ではなく古典的

2023-12-28化学・素材系, 技術ニュース, 海外ニュース




Credit: Isaac Young


アインシュタインの古典的な時空概念を維持したまま、重力と量子力学を矛盾なく統一する革新的な理論が発表された。この理論は英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)によるもので、2023年12月4日付で『Physical Review X(PRX)』と『Nature Communications』それぞれに異なる論文が掲載された。


現代物理学は、宇宙における最小粒子を支配する量子論と、時空の歪みによって重力を説明する、アインシュタインの一般相対性理論という2本の柱の上に打ち立てられたものだ。しかし、これら2つの理論は互いに矛盾しており、この問題は1世紀以上にわたって解決できていない。


一般的な仮説は、アインシュタインの重力理論が量子論に適合するように修正されなければならない、つまり「量子化」されなければならない、というものだ。量子重力理論の有力候補である「弦理論(ひも理論)」と「ループ量子重力理論」はこのようなアプローチとなっている。


UCLのJonathan Oppenheim教授が提唱した新しい理論は異なるアプローチを取っており、一般的なコンセンサスに疑問を呈し、時空は古典的である、つまり量子論には全く支配されていない可能性を示唆している。


PRXに掲載された「古典重力のポスト量子論(postquantum theory of classical gravity)」と呼ばれるこの理論では、時空を修正する代わりに量子理論を修正し、時空そのものが媒介する予測可能性における本質的な崩壊を予測する。その結果、量子論で想定されるよりも大きい、ランダムで激しい時空のゆらぎが生じ、正確に測定しても物体の見かけの重さが予測不可能になる。


『Nature Communications』に掲載されたもう1つの論文では、この理論の帰結のいくつかに注目している。それを検証するための実験として、非常に正確に質量を測定し、その重さが時間の経過とともに変動するかどうかを確認することを提案している。量子重力と古典重力の両方において、時空はわれわれがまだ検出できないスケールで、激しくランダムにゆらいでいるはずだが、時空が古典的であるならば、ゆらぎはあるスケールより大きくなければならないのだという。


例えば、フランスにある国際度量衡局では、かつて1kgの標準であった国際キログラム原器を常に測定している。この測定値の変動が、数学的な一貫性を保つために必要な値よりも小さければ、今回の理論は否定されることになる。


過去5年間、UCLの研究グループはこの理論のストレステストを行い、その結果を探ってきた。UCLの博士課程の学生として実験提案の開発を助け、理論そのものにも重要な貢献をした論文共著者のZach Weller-Davies氏は「この発見は、重力の基本的な性質についてのわれわれの理解に挑戦するものだが、同時に、その潜在的な量子的性質を探り出す道を提供するものでもある」と述べている。


関連情報
New theory seeks to unite Einstein’s gravity with quantum mechanics | UCL News – UCL – University College London
Phys. Rev. X 13, 041040 (2023) – A Postquantum Theory of Classical Gravity?
Gravitationally induced decoherence vs space-time diffusion: testing the quantum nature of gravity | Nature Communications

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わたくしといふ現象は仮定された有機交流電燈のひとつの青い照明です> 宮沢賢治 『春と修羅』

2024年02月04日 09時03分22秒 | 文化と芸能
『春と修羅』
宮沢賢治
 
+目次+序
+春と修羅+屈折率
 
 
 
 
 
     心象スケツチ
      春と修羅
         大正十一、二年
 
 
 
 
わたくしといふ現象は
仮定された有機交流電燈の
ひとつの青い照明です
(あらゆる透明な幽霊の複合体)
風景やみんなといつしよに
せはしくせはしく明滅しながら
いかにもたしかにともりつづける
因果交流電燈の
ひとつの青い照明です
(ひかりはたもち その電燈は失はれ)
 
これらは二十二箇月の
過去とかんずる方角から
紙と鉱質インクをつらね
(すべてわたくしと明滅し
 みんなが同時に感ずるもの)
ここまでたもちつゞけられた
かげとひかりのひとくさりづつ
そのとほりの心象スケツチです
 
これらについて人や銀河や修羅や海胆は
宇宙塵をたべ または空気や塩水を呼吸しながら
それぞれ新鮮な本体論もかんがへませうが
それらも畢竟こゝろのひとつの風物です
たゞたしかに記録されたこれらのけしきは
記録されたそのとほりのこのけしきで
それが虚無ならば虚無自身がこのとほりで
ある程度まではみんなに共通いたします
(すべてがわたくしの中のみんなであるやうに
 みんなのおのおののなかのすべてですから)
 
けれどもこれら新生代沖積世の
巨大に明るい時間の集積のなかで
正しくうつされた筈のこれらのことばが
わづかその一点にも均しい明暗のうちに
  (あるいは修羅の十億年)
すでにはやくもその組立や質を変じ
しかもわたくしも印刷者も
それを変らないとして感ずることは
傾向としてはあり得ます
けだしわれわれがわれわれの感官や
風景や人物をかんずるやうに
そしてたゞ共通に感ずるだけであるやうに
記録や歴史 あるいは地史といふものも
それのいろいろの論料(データ)といつしよに
(因果の時空的制約のもとに)
われわれがかんじてゐるのに過ぎません
おそらくこれから二千年もたつたころは
それ相当のちがつた地質学が流用され
相当した証拠もまた次次過去から現出し
みんなは二千年ぐらゐ前には
青ぞらいつぱいの無色な孔雀が居たとおもひ
新進の大学士たちは気圏のいちばんの上層
きらびやかな氷窒素のあたりから
すてきな化石を発掘したり
あるいは白堊紀砂岩の層面に
透明な人類の巨大な足跡を
発見するかもしれません
 
すべてこれらの命題は
心象や時間それ自身の性質として
第四次延長のなかで主張されます
 
 
 
     大正十三年一月廿日宮沢賢治
[#改丁]
[#ページの左右中央]
 
賢治の生原稿の精密複写 冒頭の部分
コメント (2)
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