サトウハチロウの歌詞を思い出します🎵
誰かさんが誰かさんが誰かさんが みつけた
ちいさい秋ちいさい秋ちいさい秋 みつけた
めかくし鬼さん 手のなる方へ
すましたお耳に かすかにしみた
呼んでる口笛 もずの声
ちいさい秋ちいさい秋ちいさい秋 みつけた
誰かさんが誰かさんが誰かさんが みつけた
ちいさい秋ちいさい秋ちいさい秋 みつけた
お部屋は北向き くもりのガラス
うつろな目の色 とかしたミルク
わずかなすきから 秋の風
ちいさい秋ちいさい秋ちいさい秋 みつけた
誰かさんが誰かさんが誰かさんが みつけた
ちいさい秋ちいさい秋ちいさい秋 みつけた
むかしのむかしの 風見の鳥の
ぼやけたとさかに はぜの葉ひとつ
はぜの葉あかくて 入日色
『ちいさい秋みつけた』は、作詞:サトウハチロー、作曲:中田喜直により1955年に発表された日本の童謡・抒情歌
11・2020
過去に文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。社会部門の第2位は、こちら!(初公開日 2019年8月10日)。
練炭自殺の現場にマンションを建てたらやっぱりヤバかった 大島てるが語る“あるオーナーの悲劇”――2019年 BEST5
【写真】この記事の写真(5枚)をすべて見る
* * *
私は平成17年(2005年)から、事故物件の情報提供サイト「 大島てる 」を運営しているのですが、こうした仕事をしていると、ときには事故物件のオーナーから「サイトでの掲載を取り下げろ」と強く抗議されることもあります。数年前、都内某所のあるマンションのオーナーからも、何度かそうした抗議がありました。しかし、その一件は後に予想もしていなかった結末を迎え、不幸な形で“解決”してしまうことになるのです――。(全2回の1回目/ #2 に続く) なぜ私は「大島てる」を立ち上げたのか?
そもそも、私が「大島てる」を立ち上げたのは、不動産業において「告知義務」を果たさない業者が少なくないからでした。告知義務とは、宅建業法で定められた義務の一つで、借り主(買い主)にとって心理的瑕疵となる事項がその物件にある場合、貸し主(売り主)は必ずそれを事前に告知しなければならない、とされているものです。
たとえば、前の入居者がそこで自殺していたり、あるいはその部屋が殺人事件の現場になっていたとしたら、業者は契約が成立する前に、必ずその旨を伝えなければなりません。しかし、なかにはそうした事実を隠して部屋を貸し出したり、売り出したりする酷い業者がいるのです。私が「大島てる」というサイトを作ったのも、そのような被害を防ぎたい、との思いからでした。そのため、たとえ事故物件のオーナーから抗議が来たとしても、掲載を取り下げることはまずありません。
たとえば、前の入居者がそこで自殺していたり、あるいはその部屋が殺人事件の現場になっていたとしたら、業者は契約が成立する前に、必ずその旨を伝えなければなりません。しかし、なかにはそうした事実を隠して部屋を貸し出したり、売り出したりする酷い業者がいるのです。私が「大島てる」というサイトを作ったのも、そのような被害を防ぎたい、との思いからでした。そのため、たとえ事故物件のオーナーから抗議が来たとしても、掲載を取り下げることはまずありません。
有料駐車場で起きた練炭自殺
しかし、今回ご紹介する都内某所の物件は、少々特殊な経緯を辿っていました。マンションが建設される前、そこには有料の駐車場があったのです。マンションを建てるつもりで土地を手にした所有者が、建設工事が始まるまでの間、そこを駐車場にして日銭を稼ぐ、といったことは特段珍しくはありません。むしろ、土地の有効活用の例としてはよくある話でしょう。ただ、そのオーナーが不運だったのは、土地を遊ばせまいと駐車場にして貸し出している間……そこに停められていた車の中で、練炭自殺が起きてしまったことでした。
私のサイトには、事故物件の所在地だけではなく、その外観写真も掲載されています。「ここがその事故物件である」ということを明示するため、スタッフと手分けして写真を撮っているのですが、その駐車場にはたまたま、私が直接足を運ぶことになりました。
私は、サイトに掲載する事故物件の写真は、あえて晴れた日の明るい時間帯に撮るよう心がけています。しかし、そのときは情報を得てからすぐに現場に向かったものの、着いた頃にはもう夜になっていて、一応写真は撮りましたが、これは改めて撮り直さないといけないな、というような仕上がりでした。ただ、もう一度その駐車場を訪れる時間がなかなか作れず、ようやく再訪できたときには、そこにはもう、新しいマンションが建っていたのです。 マンションのオーナーから内容証明が届く
先程も述べましたが、マンションを建てる前に、その土地を駐車場として貸し出しておく、というのはよくある話です。私も新しいマンションを見上げながら「それはそうだよな」と納得しましたが、それでも「この私有地で自殺があった」という事実は変わらないので、そのマンションの外観を撮影し、サイトに掲載したのです。
すると後日、マンションのオーナーから「写真の掲載をやめてほしい」と抗議がありました。弁護士を通じて、「この新しいマンションで自殺があったと勘違いされてしまうではないか」という趣旨の内容証明が送られてきたのです。正直なところ、そのオーナーの言い分にもわかるところはありました。ただ、私としては、「直前にこの場所で自殺があった、そんな歴史を持つマンションである」ということを、入居を検討する人たちに伝えたかったわけです。だからこそ、抗議に応じて掲載をやめるわけにはいきませんでした。
しかし、その後も相手側からのクレームは続きました。そのうちに「訴えるぞ」という強い抗議も届くようになりました。もしかしたら、今回は掲載を取り下げたほうがいいのではないか……。それは、そんな風に悩み始めた頃のことでした。何気なく点けていたテレビに突如、そのマンションの姿がパッと映ったのです。
すると後日、マンションのオーナーから「写真の掲載をやめてほしい」と抗議がありました。弁護士を通じて、「この新しいマンションで自殺があったと勘違いされてしまうではないか」という趣旨の内容証明が送られてきたのです。正直なところ、そのオーナーの言い分にもわかるところはありました。ただ、私としては、「直前にこの場所で自殺があった、そんな歴史を持つマンションである」ということを、入居を検討する人たちに伝えたかったわけです。だからこそ、抗議に応じて掲載をやめるわけにはいきませんでした。
しかし、その後も相手側からのクレームは続きました。そのうちに「訴えるぞ」という強い抗議も届くようになりました。もしかしたら、今回は掲載を取り下げたほうがいいのではないか……。それは、そんな風に悩み始めた頃のことでした。何気なく点けていたテレビに突如、そのマンションの姿がパッと映ったのです。
今度は小さな子供が……
「あれ? このマンションは……」と思った瞬間、私はニュース番組に釘付けになりました。まさに抗議を受けていたそのマンションにおいて、小さな子供が突然心肺停止に陥り、そのまま帰らぬ人となった――。テレビは、そんな痛ましいニュースを伝えていました。
駐車場時代の自殺から何年も経たないうちに、まったく同じ場所で、2人目の死者が出てしまった……。報道によると、後に司法解剖を行っても、その子の死因は不明に終わったそうです。それ以降、オーナーからの抗議はピタリと止まりました。
駐車場時代の自殺から何年も経たないうちに、まったく同じ場所で、2人目の死者が出てしまった……。報道によると、後に司法解剖を行っても、その子の死因は不明に終わったそうです。それ以降、オーナーからの抗議はピタリと止まりました。
事故物件がまったくないエリアで、なぜか連鎖した「死」
この一件で不思議なのは、そのマンションの周りには、こうした事故物件がまったくない、ということです。周辺に事故物件が一切ないのに、その土地、その座標では、時を置かずに2人も死者が出てしまった。このことをどう解釈すればよいのか……私にはわかりません。
しかし、2回であれば、それは単なる偶然として片付けることも可能かもしれません。ただ、これが3回、4回と続いていくと、そこには“何かがある”と言わざるを得ません。
次は、私が「事故物件の聖地」と呼んでいるアパートをご紹介しましょう。それは今回取り上げたマンションから直線距離でおよそ10キロメートル、川を挟んでちょうど反対側に位置する3階建ての住宅です。そこでは全く違う死に方で、4人もの人が――。
しかし、2回であれば、それは単なる偶然として片付けることも可能かもしれません。ただ、これが3回、4回と続いていくと、そこには“何かがある”と言わざるを得ません。
次は、私が「事故物件の聖地」と呼んでいるアパートをご紹介しましょう。それは今回取り上げたマンションから直線距離でおよそ10キロメートル、川を挟んでちょうど反対側に位置する3階建ての住宅です。そこでは全く違う死に方で、4人もの人が――。
「怖い話、100円で買います」謎のディープスポット「怪談売買所」で聞いた“怖くて深くて暖かい話”(TBS NEWS DIG Powered by JNN) - Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/ab71301d17206d77fff8945e413b9e0cdfcf5b27
「怖い話、100円で買います」謎のディープスポット「怪談売買所」で聞いた“怖くて深くて暖かい話”
8/12(土) 7:17配信2023
兵庫県尼崎市にある商店街「三和市場」。かつて「尼崎の台所」として賑わっていたが、現在はほとんどの店がシャッターを下ろしている。にもかかわらず、この場所にはいそいそと足を運ぶ人が絶えない。彼らの目的は買い物ではない。怖くて不思議な体験を売買しに来ているのだ。
【写真を見る】「怖い話、100円で買います」謎のディープスポット「怪談売買所」で聞いた“怖くて深くて暖かい話”
■“怖い話” 100円で買います 条件はただ一つ『実際に体験した話』
人の気配が全く感じられない、薄暗い商店街『三和市場』。その奥に、ひっそり仄暗い灯りがともる一軒の店がある。名前は「怪談売買所」。入口には達筆な文字で「怖い体験 不思議な体験を百円で買います」と書かれている。
店内を覗くと、男性の顔だけが宙に浮いて揺れている。怖い、と尻込みしてしまうが、よく見ると、蝋燭の炎の光が顔にだけあたって、浮かび上がって見えるだけだった。
この男性は宇津呂鹿太郎さん。『怪談売買所』の店主だ。店を開いて10年。それ以来、怖い体験、不思議な体験をしたお客さんを待ち続けている。お客さんが来た時には、小さな机を挟んで座ってもらい、レコーダーに録音をし、100円を支払う。一方で、怖い話を売ることもしている。その場合は「妖怪系」「学校の怪談系」などお客さんの好みに応じて1話100円で怪談を語るというシステムだ。
いったいなぜこんなことをしているのだろうか?
『怪談売買所』店主・宇津呂鹿太郎さん
「私は実話のみを扱う怪談作家のため、常に新しい話を仕入れないといけないんです。なのでどうすれば効率よく手に入るかいつも考えていたんです。
そんなあるとき知り合いから『寂れてしまった三和市場を盛り上げたいので店を出さないか』というお誘いが来たんです。でも売るものといったら本くらいしかない。それだけでは面白くないなと思って、冗談半分で『怪談を売り買いするのはどうだろう』と提案したら、なんと実現しちゃいました。
はじめは、こんな怪しい場所で、怪しいお店を構えてもお客さんなんか来るわけないと思いましたよ。でもそういう立地がよかったのでしょうか。すぐに口コミが広がって、おかげさまで座って待っているだけで、どんどんお客さんが怖い話を持ってきてくれるんです」
怪談売買所で扱っているのは、自身が実際に体験した話のみだ。客足が途絶えることはなく、閉店は21時だが、24時近くまで営業することもあるという。
なぜこんなに人が集まる場所になったのだろうか。宇津呂さんは、怪談話を“聞く”という受け身ばかりではなく、お客さんが主体的に“語れる”場所でもあるからではないかと感じている。
宇津呂鹿太郎さん
「嘘みたいな本当の話って、吐き出す場所がないからでしょうか。話し終わったあと『すっきりしました!』とみんな笑顔になるんですよ。だからなのかな、怪談売買所は売るよりも買い取りの方が多いんです。買い取りばかりでちょっとマイナスになっちゃってますけど」
どんな怪奇な出来事でも、本人が体験した人生の一部であることは間違いない。それは、聞いてほしいけど、聞かれることのない、心に引っかかり続ける思いだ。怪談売買所は、そんな個人の思いをやっと聞いてもらえる場所になっているようだ。
話を聞き続けてきた宇津呂さん。実は、ばらばらで集まる怖い話、不思議な話の中に、ある傾向があることに気づいたという。現代の科学では説明できない怪談話は、戦争や自然災害などの厄災の影響が色濃くでているというのだ。
なぜこんなに人が集まる場所になったのだろうか。宇津呂さんは、怪談話を“聞く”という受け身ばかりではなく、お客さんが主体的に“語れる”場所でもあるからではないかと感じている。
宇津呂鹿太郎さん
「嘘みたいな本当の話って、吐き出す場所がないからでしょうか。話し終わったあと『すっきりしました!』とみんな笑顔になるんですよ。だからなのかな、怪談売買所は売るよりも買い取りの方が多いんです。買い取りばかりでちょっとマイナスになっちゃってますけど」
どんな怪奇な出来事でも、本人が体験した人生の一部であることは間違いない。それは、聞いてほしいけど、聞かれることのない、心に引っかかり続ける思いだ。怪談売買所は、そんな個人の思いをやっと聞いてもらえる場所になっているようだ。
話を聞き続けてきた宇津呂さん。実は、ばらばらで集まる怖い話、不思議な話の中に、ある傾向があることに気づいたという。現代の科学では説明できない怪談話は、戦争や自然災害などの厄災の影響が色濃くでているというのだ。
未曽有の災禍をもたらす戦争や自然災害などのあとには、死者の存在を身近に感じる話が多く生まれるという。この怪談を売りに来たのは、自身も阪神淡路大震災で被災した人だった。
東日本大震災でも被災地では怪談話が相次いだそうだ。多くは呪いや祟りなどの類ではなく、扉がガタガタ動くなどのちょっとした違和感や、身内が夢枕に出てくるなどだったという。
なぜ厄災と怪談が結びつくのか。宇津呂さんは語り手の奥底にある思いが反映されているのではないかと話す。
宇津呂鹿太郎さん
「戦争や震災では不本意な亡くなり方をした方が多くいます。残された人たちは、突然の死を受け入れられなかったり、悔しさや憤りを抱えていることが多くあります。怪談には、そんな残された人たちが、亡くなった人たちを気にかけ、思いを馳せる、鎮魂の意味合いもあるように感じます」
さらに、怪談を聞くということは「背景となった戦争や災害などを後世に伝えること」に繋がるのではないかと宇津呂さんは感じている。
宇津呂鹿太郎さん
「悲惨な出来事は経験した人々の記憶には深く刻まれますが、経験していない人には、なかなかつながりません。しかし、怪談というみんなが興味のある物語になることで、きっかけは別でも、その背景にある厄災についても知ってもらう機会になりうるのではないかとも感じています」
本当に幽霊がいるのか…。それはもちろんわからない。しかし科学的に説明できないからといって、まんざら架空の物語ともいえないのかもしれない。不本意な亡くなり方をした人たちが多くいて、その人たちを思い続けながら生きている人たちがいる。亡くなった人への思いが込められた怪談は、時空を超えて、かつてと、今をつなげようとする試みなのかもしれない。そう、まるで、幽霊のように…。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
東日本大震災でも被災地では怪談話が相次いだそうだ。多くは呪いや祟りなどの類ではなく、扉がガタガタ動くなどのちょっとした違和感や、身内が夢枕に出てくるなどだったという。
なぜ厄災と怪談が結びつくのか。宇津呂さんは語り手の奥底にある思いが反映されているのではないかと話す。
宇津呂鹿太郎さん
「戦争や震災では不本意な亡くなり方をした方が多くいます。残された人たちは、突然の死を受け入れられなかったり、悔しさや憤りを抱えていることが多くあります。怪談には、そんな残された人たちが、亡くなった人たちを気にかけ、思いを馳せる、鎮魂の意味合いもあるように感じます」
さらに、怪談を聞くということは「背景となった戦争や災害などを後世に伝えること」に繋がるのではないかと宇津呂さんは感じている。
宇津呂鹿太郎さん
「悲惨な出来事は経験した人々の記憶には深く刻まれますが、経験していない人には、なかなかつながりません。しかし、怪談というみんなが興味のある物語になることで、きっかけは別でも、その背景にある厄災についても知ってもらう機会になりうるのではないかとも感じています」
本当に幽霊がいるのか…。それはもちろんわからない。しかし科学的に説明できないからといって、まんざら架空の物語ともいえないのかもしれない。不本意な亡くなり方をした人たちが多くいて、その人たちを思い続けながら生きている人たちがいる。亡くなった人への思いが込められた怪談は、時空を超えて、かつてと、今をつなげようとする試みなのかもしれない。そう、まるで、幽霊のように…。
TBS NEWS DIG Powered by JNN
■「引っ越しを寂しがっているのかな」死者の存在を身近に感じる怪談話
宇津呂さんには特に印象に残っている怖い・不思議な体験がある。
宇津呂鹿太郎さん
「阪神淡路大震災で大きな被害が出た界隈に10年間、住んでいた方のお話です。その方が家を引っ越すことになり、その前夜シャワーを浴びていると『バンッ・・・バンッ・・・』と板を叩くような音がしたというんです。
聞いたことがない音に驚いて、ゆっくり湯舟の方に目をやると、細長い子どものような手が見えたというんです。今までも何かがいるなという気配を感じてはいたそうなのですが、家を出る前の日にだけそんな事が起きたので、引っ越ししてしまうのを寂しがっているのかなと思ったそうです」