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川で溺れないように>海水浴場やプール閉鎖、川遊び警戒 事故多発

2020年08月18日 21時00分32秒 | 社会のことなど
1日の梅雨明け以降、岐阜県関市や美濃市の長良川、板取川で水難事故が多発している。死亡事故も多く、1~4日には3人が亡くなった。今年は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて閉鎖する海水浴場やプールが多く、8日からの3連休やお盆休みには、例年に比べて川遊びに訪れる人が増えることが見込まれる。地元の消防署や警察、自治体などで構成する県美濃土木事務所河川安全利用推進協議会は「自然の川は危険も潜んでいる。よく理解して利用してほしい」と注意を呼び掛ける。  

今月1日、美濃市横越の長良川でベトナム人技能実習生の男性が溺れて亡くなり、2日には関市洞戸阿部の板取川で、愛知県の男性会社員が遊泳中に流され、翌3日に遺体で見つかった。4日には関市在住の高校1年の男子生徒が長良川で溺れて亡くなり、4日間で3人が命を落とした。  

中濃消防組合によると、長良川、板取川での今年の釣りや遊泳中の水難事故は4日時点で8件。2006年以降は年間5~16件で推移し、昨年は10件。今年はこれからシーズンが本格化するため、例年より事故が増える恐れがある。  

従来は長良川の美濃橋(美濃市)と鮎之瀬橋(関市)付近での事故がほとんどだったが、近年は板取川での事故が増え、昨年は10件のうち9件が発生。板取川は川幅が狭く、流れも速いため危険箇所が多く、同組合総務課の担当者は「川面は穏やかに見えても、水の中に入ると流れが速かったり、対岸までの距離が思った以上にあったりする。岩があると水流が渦を巻き、不規則な流れになる場所も多い」と警告する。  

河川安全利用推進協議会は、毎年1回の合同啓発活動を今年はすでに2回実施。注意喚起の看板を増やし、日本語、英語に加え、ポルトガル語でも注意を促す。特に事故の原因は飲酒と泳力の過信が多いため、美濃市は美濃橋近くの河原で約30着のライフジャケットを無料で貸し出すほか、市から委託を受けた監視員が危険行為に目を光らせている。 

 4日に美濃市内の長良川で家族と釣りをしていた愛知県の男性会社員(43)は「子どもにとって短い夏休み。日帰りできて密にならずに楽しめるので来た。(事故多発は)ニュースで知っていたので、川には入らない」と話した。  

同協議会の担当者は「ホームページで紹介している危険箇所を事前に確認して利用してほしい」と呼び掛けた上で、「地域が一丸となって川の事故を防ぎたい」と気を引き締める。

https://news.yahoo.co.jp/articles/c17b092a4ba48c87d37b14e4a58c777fc6f662cd
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