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早起きで人生は無敵になる。継続のコツは睡眠時間を削るのではなく…

2025年01月24日 08時03分44秒 | 医療のこと

コロナによるテレワークの導入に始まり、緊急事態宣言解除で出勤する生活に戻った人のなかには、生活リズムが乱れてしまったという人は少なくないはず。早寝早起きを目指していても、なかなか継続できないという悩みも珍しくない。  



6/17/2020 

そこで今回は、3月に出版された『昨日も22時に寝たので僕の人生は無敵です』(小学館)の著者で、これまで500人以上を夜型人間から朝型人間に変えてきた井上皓史氏にインタビューした。朝型の生活を継続するコツを、本の内容と合わせて紹介する。(全4回 第1回) 

(小学館)1540円
早起きではなく「早寝」を頑張る
  肝心要の早起きのコツについて、井上氏は「早寝が大切です」と語る。 「毎朝5時に起きることを頑張るのではなく、毎晩22時に寝ることを頑張ってください。就寝時間を固定することが、もっとも重要になります。22時にベッドに入れれば、あとは7時間しっかり睡眠を取って5時に起きるだけ。5時起きもまったく辛いとは感じないはずです」  

適切な睡眠時間には個人差があるので、7時間睡眠で日中に眠気を感じて辛いと思ったら、起床時間を5時半にするなどして調整。早寝なくして早起きなし。睡眠時間を削って早起きするなんてことは、常人には無理なのだ。  
多くの人にとって、適切な睡眠時間は6時間~9時間の間に収まるだろう。6時間程度の短時間睡眠につい憧れてしまうが、無理は禁物。自分にとって必要な睡眠時間を知り、早寝を目指そう。 

朝と夜の時間の使い方を時間割を書いて洗い出す
 

朝と夜、つまり平日のプライベートの時間をどのように過ごしているかを把握し、時間割を作ることも重要だ。 

画像/Adobe Stock(以下同)
「読書やテレビ、ジョギングなど仕事のあとに夜やっていたことを、すべて朝の時間帯にスライドさせることが必要になります。読書やゲーム、ツイッターやフェイスブックをチェックするのも、朝できます。時間割はできるだけ細かく書くことがポイントです」  

時間割通りに過ごすことは容易ではないが、あくまで目安として捉えるだけでも意味がある。ダラダラとスマホを触っているような時間を見直し、メリハリのある生活を送るには、行動を紙に書き出すことが必要。 「簡単でもよいので、何時に何をしていたか日記のような形で行動記録を付けると、時間の使い方が可視化され、早起きの習慣を付けやすくなります。スケジュール帳は、1週間単位のものがオススメです。スマホでも紙の手帳でも、どちらでもOKです」  

1週間単位で時間の使い方を俯瞰すると、行動パターンが把握しやすく、改善点を見つけやすくなる。週末の飲み会、あるいは週始めの残業など、早起きのネックとなっている行動を振り返ることができるのだ。 

目標を今より“2時間”早く起きることに定める
 これまで夜型の生活をしていた人が、いきなり5時起きにジャンプするのは難しいかもしれない。だが、今までより「2時間早く起きる」という目標なら、現実的に感じるのではないだろうか。今まで7時に起きていた人は5時、8時に起きていた人は6時を目指すのである。 「早起きのメリットを十分に享受するには、1時間では感じにくいのです。2時間の早起きを実行することで、“朝のゴールデンタイム”が生まれます。起業に向けた勉強や副業などの時間にあてるのもよいでしょう。自分だけの時間を毎日2時間捻出できれば、人生そのものが大きく変わるといっても決して過言ではありません」  

夜はメールや電話などの邪魔が入らず、集中しやすいという声をよく聞くが、実はそれは朝でも同じ。一般的なビジネスマンの出社時間は、8時~10時ぐらいだろう。これまで出社時間に合わせて起床していたとしたら、今より2時間早く起きることで、自分の時間が作れる。もちろん、そのぶん2時間早く寝ることにはなるが、充実度は確実に違うはずだ。



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