あまり知られていない驚きの事実です☆
首都東京は、まだ米軍の制御下にありますね。
なんだっけ/「横田空域」って?
米空軍の横田基地を中心としたアメリカが制空権を握る首都圏全域にわたる広大なエリアです。
>『赤旗』の答え
「横田空域」って?
Q 羽田空港の新飛行ルートが一部通過する「横田空域」ってなに?
A 正式には「横田進入管制区」。東京都にある在日米軍横田基地や神奈川県の米海軍厚木基地に離着陸する米軍機などを管制する空域として米軍が管理しています。
Q 空域の範囲は?
A 東京、埼玉、群馬、栃木、神奈川、福島、新潟、長野、山梨、静岡の1都9県にまたがっています。最低で高度2450メートル、最高7000メートルまでを米軍が管理下に置いています。
Q 日本の民間機は飛行できないの?
A 日本の民間航空機が同空域を飛行するのには米軍の許可が必要で、空域内に飛行経路を設定するのにも米軍との協議・調整が必要です。
Q 羽田空港や成田空港を利用する旅客機の飛行に支障があるのでは?
A 民間機の定期便は、米軍の許可をその都度うけなくても済むように、横田空域を避けて飛行することになります。2008年9月の日本側への一部返還で緩和はされましたが、羽田空港から北陸・西日本方面へ飛行する民間機は、東京湾上で旋回し急上昇して横田空域を越えなければなりません。
Q 民間航空の円滑な運航の障害になっているということですね。
A 首都圏周辺の広大な空域が、米軍の許可なしには日本の航空機が飛行できず、管制も日本側ができないこと自体が、安保条約の下で日本の空の主権が侵害され、米軍が日本を戦争の拠点としている証しです。
(2020・1・12)
18歳女子高生が大後悔…大学の「一般入試」を回避して起きた「残念すぎる悲劇」
2/27(火) 7:03配信
109
コメント109件
現代ビジネス
受験生が増えている「総合型選抜入試」
Photo by iStock
近年、大学入試の方式の中で「総合型選抜入試」を選んで、受験する人の数が増えている。以前はAO入試と呼ばれていたこの方式では、ペーパーテストの点数ではなく、受験生の人物像を多面的に評価してもらえるというメリットがある。
【写真】早稲田、慶應、上智…最新の学部別「序列ランキング」を全公開!
合格のカギになるのは、自分が社会に出て解決したい課題や、大学で研究したいテーマを明確にもった受験生が、そのプランを大学側に説得力をもってアピールできるかどうかという点だ。
ただし、高校の成績評価の評定や、英語検定資格の有無など、各大学・学部が様々な基準を設けているため、募集要項をしっかりとチェックしていないと、出願資格すら満たしていないケースもある。
また、面接やプレゼンの試験だけでなく、小論文を課される場合も多く、しゃべる内容も書く文章も論理的でなければならないし、中途半端な準備では底の浅さを大学教授に見透かされてしまうので、合格はできない。
このように、単純に点数で合否が決まるわけではないため対策が難しく、多くの受験生はそういった対策に知見が豊富な総合型選抜専門塾に通う。しかし「正解がない」入試への準備であるがゆえ、その対策の成果も見極めにくく、場合によっては大きな後悔に繋がることもある。
総合型選抜対策の主な注意点は後編で紹介するとして、まずはある親子のエピソードを紹介しよう。筆者は「Studyコーデ」という大学受験専門のオンライン個別指導塾を経営しつつ、同時に講師も務めており、一般入試に加えて総合型選抜の指導もしているが、そこに浪人生として訪れた山下美鈴さん(仮名、当時18歳)と、その母・貴子さん(仮名、47歳)である。
「自分にピッタリ」だと思った
Photo by iStock(画像はイメージです)
美鈴さんが総合型選抜入試の受験を決めたのは、高2の秋頃だった。高校の成績はいまいちで、特に進みたい進路も具体化しておらず、漠然とした焦りを感じる中で目に留まったのが、友人が通っていた総合型選抜入試の専門塾だ。当時を振り返りながら、美鈴さんはこう語る。
「総合型選抜って、自分の夢や目標がある人たちだけのための試験だと思っていたんです。でも、塾に話を聞きに行ったときに、先生から『やりたいことは、これから一緒に見つければ大丈夫』と言ってもらいました。目標がない自分には、その言葉がとても魅力的で、普通の受験勉強をするよりも意義があると感じたんです」
母の貴子さんも、そんな娘を応援した。
「勉強があまり得意ではない子だというのは、親の私も分かっていました。総合型で頑張れば、一般入試よりもハイレベルな大学に行ける可能性があると聞き、それはいいなと思いました」
総合型選抜であっても塾に入る時期は人それぞれだが、「高1から対策を始め、やりたいことを見つけて追究している人はたくさんいる」という塾からの誘い文句もあり、入試までの残り時間の少なさに不安を感じた美鈴さんは、授業コンテンツが豊富な高額のプランを選択した。
2/27(火) 7:03配信
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現代ビジネス
受験生が増えている「総合型選抜入試」
Photo by iStock
近年、大学入試の方式の中で「総合型選抜入試」を選んで、受験する人の数が増えている。以前はAO入試と呼ばれていたこの方式では、ペーパーテストの点数ではなく、受験生の人物像を多面的に評価してもらえるというメリットがある。
【写真】早稲田、慶應、上智…最新の学部別「序列ランキング」を全公開!
合格のカギになるのは、自分が社会に出て解決したい課題や、大学で研究したいテーマを明確にもった受験生が、そのプランを大学側に説得力をもってアピールできるかどうかという点だ。
ただし、高校の成績評価の評定や、英語検定資格の有無など、各大学・学部が様々な基準を設けているため、募集要項をしっかりとチェックしていないと、出願資格すら満たしていないケースもある。
また、面接やプレゼンの試験だけでなく、小論文を課される場合も多く、しゃべる内容も書く文章も論理的でなければならないし、中途半端な準備では底の浅さを大学教授に見透かされてしまうので、合格はできない。
このように、単純に点数で合否が決まるわけではないため対策が難しく、多くの受験生はそういった対策に知見が豊富な総合型選抜専門塾に通う。しかし「正解がない」入試への準備であるがゆえ、その対策の成果も見極めにくく、場合によっては大きな後悔に繋がることもある。
総合型選抜対策の主な注意点は後編で紹介するとして、まずはある親子のエピソードを紹介しよう。筆者は「Studyコーデ」という大学受験専門のオンライン個別指導塾を経営しつつ、同時に講師も務めており、一般入試に加えて総合型選抜の指導もしているが、そこに浪人生として訪れた山下美鈴さん(仮名、当時18歳)と、その母・貴子さん(仮名、47歳)である。
「自分にピッタリ」だと思った
Photo by iStock(画像はイメージです)
美鈴さんが総合型選抜入試の受験を決めたのは、高2の秋頃だった。高校の成績はいまいちで、特に進みたい進路も具体化しておらず、漠然とした焦りを感じる中で目に留まったのが、友人が通っていた総合型選抜入試の専門塾だ。当時を振り返りながら、美鈴さんはこう語る。
「総合型選抜って、自分の夢や目標がある人たちだけのための試験だと思っていたんです。でも、塾に話を聞きに行ったときに、先生から『やりたいことは、これから一緒に見つければ大丈夫』と言ってもらいました。目標がない自分には、その言葉がとても魅力的で、普通の受験勉強をするよりも意義があると感じたんです」
母の貴子さんも、そんな娘を応援した。
「勉強があまり得意ではない子だというのは、親の私も分かっていました。総合型で頑張れば、一般入試よりもハイレベルな大学に行ける可能性があると聞き、それはいいなと思いました」
総合型選抜であっても塾に入る時期は人それぞれだが、「高1から対策を始め、やりたいことを見つけて追究している人はたくさんいる」という塾からの誘い文句もあり、入試までの残り時間の少なさに不安を感じた美鈴さんは、授業コンテンツが豊富な高額のプランを選択した。
やりたいことがハッキリしない
Photo by iStock
「塾に入って先生と話をしていくなかで、きっとやりたいことが明確になっていくはず」――美鈴さんはそう思っていたし、実際にそのような説明を受けていた。しかし現実は違った。美鈴さんはなかなか自分の希望する進路を見つけられなかったのである。
「英語を使って海外で働きたい、という漠然としたイメージはあったんですが、具体的に何をするかまでは決められず……、焦りました。
そのことを塾に伝えると、そのたびに相談には乗ってくれるんですが、結局、自己分析や実績作りのためのオプション講座を勧められるんです。母に相談して、いくつかは受講しました。ただどれも結構高額なので、そんなに参加できなかったですが……」
美鈴さんは、その塾では主に大学生講師の指導を受け、たまに社員と思われる講師とも面談していたようだ。こういった面談の場で、生徒の悩みに寄り添いつつも追加講座などを勧める場面は、塾・予備校で少なからず見かける光景である。
総合型対策の講座にかかる費用は大小さまざまだが、数日間の講習で10万円近い料金がかかるものなど、基本的に高額と感じる価格帯であることが多いのだ。
「総合型選抜の指導」と言われても、多くの人がどのようなものかイメージしづらいのではないだろうか。志望理由書の作成や、小論文、面接のトレーニングなど複数の準備が必要になるが、美鈴さんが通っていたような専門塾では、「実績づくり」が行われることも多い。
書類や面接で「大学に入って〇〇がしたい!」とアピールするときに、「そのための準備として、高校時代には〇〇をしていました」という活動実績があれば、自分の話に説得力が生まれる。
確かに大学側としても、「やりたいことに向かって具体的に活動をしてきた受験生」と、「ただやりたいことを夢のように語っているだけの受験生」では、前者を合格させるだろう。
そこで専門塾の中には、海外留学や国内フィールドワークなどを選択制の有料オプションプランとして用意し、参加者に活動実績をつけさせる、という戦略を練っているところがある。
例えばそれがアジア諸国への渡航であれば10万円台で済むこともあるが、欧米となれば倍以上はかかるわけで、誰もがそう簡単に選択できるものではない。一時期はコロナの影響で中止となっていた海外研修だが、今後また活発になるかもしれない。
専門塾での豊かな経験を通して、やりたいことが見つかったり自身の探究が深まったりするわけで、捉え方によっては「有意義」とも言える。一方で、ただアピール要素をつくるための意図しかなければ、「果たしてそれでいいのか?」と疑問が残る人も少なくなさそうだ。
もちろん、大学教授も受験生をしっかり見ている。活動実績が豊富でなくても、その受験生に芯があれば合格させるし、逆に実績が華々しくても中身に不安を覚えれば不合格にするだろう。絶対に実績がなければならない、ということはない。
高3になった美鈴さんだが、なかなか目標が決まらないまま入試の日が近づいてきて、さらに受講する講習の数を増やすという「悪循環」に陥っていく……。
後編記事『150万円も支払ったのに…47歳母親も青ざめた、大学入試で「専門塾」を頼った末の「ヤバすぎる結末」』では、美鈴さんの受験結果、そして総合選抜型入試を受ける際に注意すべき点についても解説していこう。
Photo by iStock
「塾に入って先生と話をしていくなかで、きっとやりたいことが明確になっていくはず」――美鈴さんはそう思っていたし、実際にそのような説明を受けていた。しかし現実は違った。美鈴さんはなかなか自分の希望する進路を見つけられなかったのである。
「英語を使って海外で働きたい、という漠然としたイメージはあったんですが、具体的に何をするかまでは決められず……、焦りました。
そのことを塾に伝えると、そのたびに相談には乗ってくれるんですが、結局、自己分析や実績作りのためのオプション講座を勧められるんです。母に相談して、いくつかは受講しました。ただどれも結構高額なので、そんなに参加できなかったですが……」
美鈴さんは、その塾では主に大学生講師の指導を受け、たまに社員と思われる講師とも面談していたようだ。こういった面談の場で、生徒の悩みに寄り添いつつも追加講座などを勧める場面は、塾・予備校で少なからず見かける光景である。
総合型対策の講座にかかる費用は大小さまざまだが、数日間の講習で10万円近い料金がかかるものなど、基本的に高額と感じる価格帯であることが多いのだ。
「総合型選抜の指導」と言われても、多くの人がどのようなものかイメージしづらいのではないだろうか。志望理由書の作成や、小論文、面接のトレーニングなど複数の準備が必要になるが、美鈴さんが通っていたような専門塾では、「実績づくり」が行われることも多い。
書類や面接で「大学に入って〇〇がしたい!」とアピールするときに、「そのための準備として、高校時代には〇〇をしていました」という活動実績があれば、自分の話に説得力が生まれる。
確かに大学側としても、「やりたいことに向かって具体的に活動をしてきた受験生」と、「ただやりたいことを夢のように語っているだけの受験生」では、前者を合格させるだろう。
そこで専門塾の中には、海外留学や国内フィールドワークなどを選択制の有料オプションプランとして用意し、参加者に活動実績をつけさせる、という戦略を練っているところがある。
例えばそれがアジア諸国への渡航であれば10万円台で済むこともあるが、欧米となれば倍以上はかかるわけで、誰もがそう簡単に選択できるものではない。一時期はコロナの影響で中止となっていた海外研修だが、今後また活発になるかもしれない。
専門塾での豊かな経験を通して、やりたいことが見つかったり自身の探究が深まったりするわけで、捉え方によっては「有意義」とも言える。一方で、ただアピール要素をつくるための意図しかなければ、「果たしてそれでいいのか?」と疑問が残る人も少なくなさそうだ。
もちろん、大学教授も受験生をしっかり見ている。活動実績が豊富でなくても、その受験生に芯があれば合格させるし、逆に実績が華々しくても中身に不安を覚えれば不合格にするだろう。絶対に実績がなければならない、ということはない。
高3になった美鈴さんだが、なかなか目標が決まらないまま入試の日が近づいてきて、さらに受講する講習の数を増やすという「悪循環」に陥っていく……。
後編記事『150万円も支払ったのに…47歳母親も青ざめた、大学入試で「専門塾」を頼った末の「ヤバすぎる結末」』では、美鈴さんの受験結果、そして総合選抜型入試を受ける際に注意すべき点についても解説していこう。