曲がり角で 迷いながら

自分も家族も人生の曲がり角に。戸惑いの中の日々を迷いうろついています。

久しぶりにYこさん情報(--〆)

2015年09月28日 | 介護

久しぶりに実家母Yこさん、情報です。

先日、実家母Yこさんの、3か月に一度の総合病院での診察に付き添ってきました。

Yこさんは、オット母Bこさんよりも、「今は」歩行は確かなんですが、認知症が心配される状態で、要介護1なので、カテゴリー介護でお送りしております。

ほんと、歩行は杖は使うものの、ほとんど、見守りだけで済むんですが、動けるがゆえの大変さ(介護する側の)があり、更に、情緒的に不安定で、突然激昂したり、泣き出したり、話しに誇張や齟齬があるので、ちょっと、メンドクサイお人であります。

せっかく、久しぶりに実の娘とあっているんですから、もう少し嬉しそうにするとか、楽しそうに話をするとかすれば、可愛げもあるんですけどねえ、もともとのくそ真面目×頑固+偏屈な人なので、うっかり、冗談も言えません。

更に、相変わらず、被害妄想というか、どうも、人の言う事を曲解して受け取るというか、僻んでしまって、悪く悪く撮る傾向は右肩上がりでございまして。

なんでそう思っちゃうかなあって事が山積みでして、なるべく「傾聴」するつもりなんですが、「いや、そこ違うよ」と言わざるをえず、否定してはいけないよく言いますが、結果的には、否定一方となってしまうんです。

ですから、ますます、目は三角だし、他の人(例えば、お店の人とか病院で声を掛けてくれた人に)にも、怒りモードの言動になってしまいます。

診察が思ったよりも早く終わり、それでも、お茶ぐらいと、レストラン兼喫茶室に入ったんですが、

「今のお時間だと、モーニングのセットになりますが。もちろん、単品のドリンクだけでもいいですが、100円で、セットを付けられます。お好みのパンと、サラダがつきますがどうしますか?」

Yこさん、その店員さんを睨みつけたまま無言。

とりあえず、席にうながし、私もドリンクだけでいいので、飲み物だけメニューを見せようとすると、

「先ほどご説明したのは、このようなセットになりますが、いかがでしょうか?」

確かにちょっとしつこい感じはしたんですが、Yこさん。

「飲み物じゃ駄目って事?」いや、目の怖いこと。

そして、店員さんがすっこんだところで、メニューをひったくりせっかくドリンクのところが開いてあったのに、別のランチのメニューにするので、やさ~~しく、

「あのね、ドリンクは紅茶と云々」と読み上げてやりましたよ。

そして、私はカフェラテを頼み、Yこさんは紅茶を頼んだんですが、またここで、店員さんが

「紅茶はホットですか?アイス…」と言いかけると、「アイス」なんか頼みませんとまた、どっか~~んですわ。

ちょっとね、和らげようと、話しかけるんですが、顔はこんな顔のまま。

結局、デイに送って行く道すがらも、多少表情が和らぐものの、いろんな事が頭にめぐるのか、

「とにかく、何でも私のせいになる。」とか、「お客さんが来たのに私は合わせてもらえなかった(実際には、一緒に夕飯を食べている)」「話をさせてもらえなかった」等、本当にそういう風に思っているのか、私に同情してもらいたいのか、弟夫婦への不満がたまってしまっているのか、この日は本当はいい話もあった日(私の息子つまりYこさんの外孫の結婚の話し)だったのに、ついに、その事も「おめでとう」の一言もなく…。

ほんとにいい方と巡り合えてよかったなあと思っているので、なんとか、「良かったね」の一言を聞きたいと思っているのに、結局最後まで「怒り、不遜」のままになってしまいました。

しかも、整形外科の診察の時に先生に

「Yこさん、お加減はいかがですか?具合の悪いところはありませんか?」と聞かれ、待合室では私に色々、ココがどうだああだこうだと言っていたのに、

「別に。ただ、肩が悪いもので孫の手を使わないと背中が掻けなくなって困っています。」

な!何を言い出すんだ。さっきなんだか色々不具合を言っていたのに、そこ?ええ~~?

思わず背中から「背中は私もマゴの手がないと掻けないから。それに最近じゃないでしょ?前から孫の手を使っているでしょ?」と言ってしまったんですが、先生もユーモアのある方で、真面目に(口の奥の方で笑いをかみつぶして)

「そうですか?それは大変ですね。で、その孫の手は本当のお孫さんの手ですか?それとも道具のマゴの手を使うんですか?」と聞いたらば、Yこさん、真剣に

「本当の孫はもう成人しまして、近くにはおりませんので、仕方がないので、道具で掻いています。」

「そうですか。本物の孫の手がいいですよね。遠くにいらっしゃるなら、手は借りれませんものね。」

「そうなんです。すぐ届くところにはいないもので、困ります。」

後ろで、吹き出しそうになるのを押さえるのは難しかったですよお~~。その私の顔を見ながら、先生も笑いをこらえているのがわかりますもの。

で?さっきのあれこれは?私が否定したことでもういいのかい?聞かなくていいのかい?と思ったんですけど、まるっきり忘れているようなので、私も聞かなかった事に致しやした。

まあ、この後、弟とのメールのやり取りで、う~~んって事が多々ありまして。

例えば、Yこさん曰く。お客さんが来るのを私は何も知らされていなかった・

→弟嫁こさんが、ちゃんと伝え、その当日はあれこれ、駄目出しだの、ああしろこうしろ、お茶がどうのと、事細かに指示をしたそうで。

そのほかの事も全くYこさんの言う事は違っているんであります。

それでも、やっぱり否定せずに傾聴しないといけないんでしょうかねえ。

一つ、これだけは人には言ってはいけないことを言ったので、それは、やんわりと、

「その言い方はしない方がいいよ。相手にとても失礼な事だからね。別の言葉を使うと失礼にならないからね。」と注意したんですよ。

その事は覚えていて、内容は少し違うんですが、「よしこに○○って言えって怒られた。」と言ったそうです。

きっと、弟が注意したりすることも、こんな風に受け取るんだなと、微妙な納得をしたりして。

でも、これって、双方でつき合わせないとわからない事ですし、Yこさんにちゃんと伝わったのだけれども、自分を弁護する為にそう言ういい方をするのか、理解がしにくいのです。

認知症の人には怒ってはいけないとよく言われますが、難しいです。毎日接している弟夫婦も大変だろうなと、2カ月に1度の付き添いで、自分の母親なのに、うっとうしく面倒くさく腹立たしく、つきあいきれないや、なんて思ってしまう、今日この頃です。アーメン