ずいぶん前になりますが、三原村のK邸で、壁の仕上げを打ち合わせしました。手前が、左官の、沖野さん。アイビーログ工房では、施主さんが、直接職人さんと話をしながら決める事が出来ます。その方が、施主さんの思っている、仕上がりの感じが直接伝わるからです。職人さんもその方が、仕事に責任が持て、やりがいが出ます。今の建築は、職人の顔が見えず、責任は、設計士や、工務店に向けられます。と言う事は、綺麗に仕上げなくとも、10年程持てば、良いと言う仕事になりがちで、長い目で見て、職人の為にも、工務店の為にも良い事は一つも無いと考えます。仕事に責任を持つ事は、技術のレベルアップに繋がり、より良い家が出来るようになり、新しい建築文化が育ちます。地元の素材で、地元の職人が、他に誇れる建築を建てるのが、21世紀の建築の形だと考えます。他所から、持って来て、他所の職人が建てるのは、地方で、全国チェーンのコンビ二が、地元の小売店を潰し、タイとか、中国で作った食品を売り、中央に利益を吸い取るような物で、長くは続かないと思います。地方にも、お金が回るような、形を作って行かなければ、未来はありません。アイビーログ工房の家作りは、地方に未来を作れる形だと、思っています。