土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

なるべく、自然をゆっくり汚して行く家を建てよう。夢丸3月号が出ました。

2012年02月05日 12時42分09秒 | Weblog

夢の丸太小屋に暮らす3月号が出ました。私の連載、「いごっそうの、まっことえい家」も、はや8回目となりました。今回は私の家作りの未来形の一つ、丸太組みを室内に持ち、外壁は、板倉のカーテンウォールで囲った、シェルターハウスの事を書いています。東日本大震災以来、倒れない構造、木造最強のフルログハウスの良い所を見直し、風雨に弱い構造を板倉工法で補うスタイルの家を考え、トライしたものです。

詳しくは夢丸を買って読んで頂けると嬉しい。毎回、温かいイラストを描いてくれる野見山さんには、感謝しております。まだ合った事が無いので、何時か会いたいなと思っております。エコハウスと言われる家がほとんどの現在。エコという言葉が、怪しく感じられ、使う事自体が、私には抵抗が出来つつあります。「自然を守ろう」と言う言葉より、「自然をゆっくり汚そう」と言った方が、説得力がある。私達の作る家は、今ある全ての建築の中では、「なるべくゆっくり自然を汚して行く家」だと思う。クレーンも使うし、トラックも使う、チェーンソーも使う。しかし、なるべく地元の素材だけで作る家だ。ウッドマイレージは今回のシェルターにもなるログハウスは、山から工房、そして建築場所まで100キロ以内。断熱材は木とシート。なるべく県外から素材は買わないがテーマ。現代の便利さから抜け出るのは難しい。しかし自分も汚していると意識があれば、変な開発や建築は少なくなるはず。