久しぶりに室戸へ行って来ました。あまりに寒い日が続くので、春らしい話題求め、国道55号線を一直線。咲いてはいましたが、今年は菜の花の開花も遅れているようで、まだ3分咲き。しかし、やはり明るい気持ちになります。
近くで見つけた要塞のような家。屋根だけ見え、中の様子が見えないように造られています。怪しい家では無く、室戸岬は台風の通り道。これくらいしてないと家が持たないのです。しかし石垣なので風景的にはOK.
近年の風除けはコンクリート製。要塞のようで味けない。やはり石積みの方が美しく感じられるし、室戸に、観光で人を呼ぶなら石垣復活は良いと思うのだがどうだろう。近頃は流行のNPO法人を誰か立ち上げ、やるからには、コンクリートを使わないやり方でやると、個性もでて、又大きな重機も必要無くて、環境破壊も少ない建築、仕事になるだろう。地元に仕事も出来る。昔に帰るのではなく、快適に過ごせるように現代の知恵も入れて作るのだ。役所も税金を取る事が仕事ではない。美しい景観には、補助を出すようにすべきだと思う。あまりにも、経済優先の建築、施設が多すぎる今。景色まで薄っぺらで味気ない。皆がお金を出すのでは無くて、手を動かせば、室戸の美しい景色を引き立てる、又来たいと思わせる景観が出来るだろう。お金では、美しい景観は作れても、保てない。持続的な仕事を作らなければ田舎に未来は無い。大きな工場を誘致しても、不景気になればいなくなるのだ。新しいビジョンが必要。それには若い人の力が必要なのだろう。
室戸ジオパークの説明を、丁寧にしてくれた殿谷さん。室戸には行きましたが、まだ寒く、今回は、行っていません。今度ゆっくり見せていただきます。