室戸の道の駅キラメッセの手前に、古い街並みの残った、私の好きな集落がある。その街に蔵を改造したカフェ、茶館があり、良くコーヒーを飲む。そのたたずまいが好きなのだが、ご主人も建築関係の方なので、つい突っ込んだ話になる。土佐の建築の将来の話になると、このままではいけない、どうすべきだろうと、色々話題が出て楽しい。
こんなカフェがある事は、大切だと感じている。昔の蔵、庭をセンス良く、現代の感覚で蘇らせ、体感できる場所であり、建築の話も出来るマスターもいる。やはり、色んな人に、こんな場所を体感してもらい、本当に良い建築とは何か、感じて貰う場所を、沢山作る事が、建築の知識も増やす事が、圧倒的なCM、数字で説得するハウスメーカーに対応する唯一の手段ではないかと思う。人に寄って良い建築は、違って良い。しかし性能だけでは語れない良さもある事を、体感してほしいと思う。