土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

時代を変える建築を建てて行こう。

2012年02月13日 21時15分40秒 | Weblog

今日は朝から雨、雪の方が温かく感じるような雨だ。高知県は今年は、沖縄にも工業生産では抜かれてしまって、全国最下位。四国でも年間所得は、徳島、香川、愛媛県そして高知県の順番で平均年間所得は210万円と聞いた。所得が低いから、取りあえず安い家を建てる。これは一見、理にかなっているようだが、私は反対だと思う。高い家ではなく、良い家を建てるべきなのだ。何が良いかは人それぞれだが、私は本物の自然素材で建てる事を、推奨する。自分が生きてる間だけ持てば良いと言う人もいるが、私は賛成出来ない。一見正しい意見のようだが、環境を汚しても良いと言ってる事と同じ。きっと子供達も真似をするし、負の連鎖を作る事になる。建築は、弱弱しい力しか発しない。しかしそれは持続的に発し続ける圧力なようなもので、時代を変える力がある。とある建築家が言っている。軽薄な家は、そういう時代を作る。土地の素材で、気候風土を考えた家は、そういう文化を作る力があると感じている。安く早く出来る家は、大事にしようとは、中々思えないだろう。この木は、新月の前にあの山で伐って、3か月、葉がらしをした木を使って建てた家と聞けば、その言われを聞けば、大切にしなければと思うものだ。そう言う文化を育てる建築を建てて行こうではないか。そういう時代になったと感じて欲しい。

日高の鍛冶屋大野さんに作って貰った燭台。鎚あとも美しく感じる。確かに100円ショップで買っても、燭台の機能をするものは、買えるだろう。しかし私は、この燭台を大事に使っていきたい。大野さんの汗や、想いを感じて。

これは壁付タイプ。彼はこれからも進化していくだろう。私も負けてはいられない。想いのこもった作品はそういう力を持っている。何が安くて何が高いか、考えて買い愛用すると、幸福度は上がるだろう。