土佐の民家風ログハウス、アイビーログ工房 

http://ivy-log.com/住みたい!!高知が元気になる家。アイビーログ工房の木の家には物語が生まれます。

菜の花を見るだけに室戸へ。他所に無い物があれば、人は動く。

2012年02月20日 09時02分32秒 | Weblog

久しぶりに室戸へ行って来ました。あまりに寒い日が続くので、春らしい話題求め、国道55号線を一直線。咲いてはいましたが、今年は菜の花の開花も遅れているようで、まだ3分咲き。しかし、やはり明るい気持ちになります。

近くで見つけた要塞のような家。屋根だけ見え、中の様子が見えないように造られています。怪しい家では無く、室戸岬は台風の通り道。これくらいしてないと家が持たないのです。しかし石垣なので風景的にはOK.

近年の風除けはコンクリート製。要塞のようで味けない。やはり石積みの方が美しく感じられるし、室戸に、観光で人を呼ぶなら石垣復活は良いと思うのだがどうだろう。近頃は流行のNPO法人を誰か立ち上げ、やるからには、コンクリートを使わないやり方でやると、個性もでて、又大きな重機も必要無くて、環境破壊も少ない建築、仕事になるだろう。地元に仕事も出来る。昔に帰るのではなく、快適に過ごせるように現代の知恵も入れて作るのだ。役所も税金を取る事が仕事ではない。美しい景観には、補助を出すようにすべきだと思う。あまりにも、経済優先の建築、施設が多すぎる今。景色まで薄っぺらで味気ない。皆がお金を出すのでは無くて、手を動かせば、室戸の美しい景色を引き立てる、又来たいと思わせる景観が出来るだろう。お金では、美しい景観は作れても、保てない。持続的な仕事を作らなければ田舎に未来は無い。大きな工場を誘致しても、不景気になればいなくなるのだ。新しいビジョンが必要。それには若い人の力が必要なのだろう。

室戸ジオパークの説明を、丁寧にしてくれた殿谷さん。室戸には行きましたが、まだ寒く、今回は、行っていません。今度ゆっくり見せていただきます。

 


神の住む家。原点であり、到着点。

2012年02月17日 09時28分17秒 | Weblog

昨日ついに、3坪ログが上棟となりました。天気も回復し、午前中に、つつがなく棟上げが終りました。

やはり3坪といえどもこの迫力。ログハウスには、建築と言う物を越えた、力を感じます。木の固まりは、それだけでうったえる物があり、僕はこの迫力、存在感に打たれてログビルダーになったのだと、思い出しました。これと同じ感じを持つ物は、圧倒的な存在感を持つギリシャのバルティノン。奈良や、京都の神社仏閣。巨大な木、柱の建築が信仰の対象であったように、自然の木の形のままのログハウスには、森の神が住んでいるような気がします。製材で板にした建築にはない、木の生きて来た時間を感じる事が出来る建築。その木の出生まで分かれば、その森からの物語りは、次の世代、その次の世代へと受け継がれる。私にとって、フルログは、原点であり、到着点なのかもしれないと、感じました。


商売繁盛、伊野大黒様。

2012年02月16日 08時48分11秒 | Weblog

土佐三大祭り、伊野の大黒様へ行って来ました。土佐一番の、商売繁盛の神様で、私は今回初めてのお参りです。どうりで、今まで、余り儲けがないと思っていたが、今回きちんとお参りしたので、これからは、商売繁盛、家内安全間違いない。しかし思ったより、出店も多く、久しぶりに、昔のお祭りの気分を味わいました。楽しい。

大黒様も、能を踊っており、踊り終わった時に、開運の5円玉を皆に配ってくれました。さすが太っ腹。しかし、しっかり1500円の福俵のお供えを買いました。大中、小。1000円、1300円、1500円とあり、ここでけちると、あまり意味がない。さすが商売の神様。1495円+お賽銭は儲ける仕組み。喜んで貰って繁盛する。見習いたい物です。アイビーログ工房の手掛ける木の家も、喜んで頂く事が一番にを大切に、やって行くことが大切だと教えて戴きました。

今年は辰年。世界的に不景気ですが、ログハウスの新しい取り組みも、形になって来ました。登り竜のように、アイビーログ工房も、登って行きたいと考えております。みなさんに喜ばれて。


地震に負けない、3坪ログハウス見学出来ます。書斎、別荘、シェルターにどうぞ。

2012年02月15日 09時11分35秒 | Weblog

雨が続きます。乾燥が、緩和され良いのですが、天気が悪い日が続くとテンションが下がります。さて、いよいよ窓開口部カットが始まりました。横積みログハウスの特徴は、セトリング。木の収縮により、開口部の高さが変わる事による、障害を無くす為に、窓上にスペースを設けます。だから建具の高さ+セトリングスペースが必要です。今丁度作業中で、見て貰ったほうが説明しやすいので、興味ある方は見に来て下さい。

今、柱もたって棟上げ待ちです。3坪ログハウス興味のある方は、工房まで来て下さい。きっと思ったより大きく、迫力がある事に驚かれると思います。今月中は工房に来れば、見学可能です。大地震にも耐えるログハウスの書斎、家族を守るシェルター。南国市の工房にあります。



時代を変える建築を建てて行こう。

2012年02月13日 21時15分40秒 | Weblog

今日は朝から雨、雪の方が温かく感じるような雨だ。高知県は今年は、沖縄にも工業生産では抜かれてしまって、全国最下位。四国でも年間所得は、徳島、香川、愛媛県そして高知県の順番で平均年間所得は210万円と聞いた。所得が低いから、取りあえず安い家を建てる。これは一見、理にかなっているようだが、私は反対だと思う。高い家ではなく、良い家を建てるべきなのだ。何が良いかは人それぞれだが、私は本物の自然素材で建てる事を、推奨する。自分が生きてる間だけ持てば良いと言う人もいるが、私は賛成出来ない。一見正しい意見のようだが、環境を汚しても良いと言ってる事と同じ。きっと子供達も真似をするし、負の連鎖を作る事になる。建築は、弱弱しい力しか発しない。しかしそれは持続的に発し続ける圧力なようなもので、時代を変える力がある。とある建築家が言っている。軽薄な家は、そういう時代を作る。土地の素材で、気候風土を考えた家は、そういう文化を作る力があると感じている。安く早く出来る家は、大事にしようとは、中々思えないだろう。この木は、新月の前にあの山で伐って、3か月、葉がらしをした木を使って建てた家と聞けば、その言われを聞けば、大切にしなければと思うものだ。そう言う文化を育てる建築を建てて行こうではないか。そういう時代になったと感じて欲しい。

日高の鍛冶屋大野さんに作って貰った燭台。鎚あとも美しく感じる。確かに100円ショップで買っても、燭台の機能をするものは、買えるだろう。しかし私は、この燭台を大事に使っていきたい。大野さんの汗や、想いを感じて。

これは壁付タイプ。彼はこれからも進化していくだろう。私も負けてはいられない。想いのこもった作品はそういう力を持っている。何が安くて何が高いか、考えて買い愛用すると、幸福度は上がるだろう。