ただ今「ひぐらしのなく頃に解」罪滅し編を終了しました。
そこで私は第一話「鬼隠し」編から抱いていたある一つの推論を、より強く、いや、限りなく確信へと昇華させることが出来ました。
そしてそれは様々な謎が生まれ、解き明かされ、そしてまた深まって行くこの雛見沢の世界に於いて、特筆に価すべきと思われるほどの重要なファクターでもあるのです。そう、それはすなわち、竜宮レナの仰け反りポーズは、
「麻雀をしている」
ということです。
これを聞いた方のほとんどは、何を下らない事をと仰られますし、私も初めのうちは自分自身でもそう思っていました。
しかし、一度でも「ひぐらしのなく頃に」に触れられた人ならば見たことがあるはずなのです。あの竜宮レナの、やや空条丈太郎気味に背を反らせ、猫のように両手を胸の前で静止させるあのポーズ(以降、猫ポーズと略称)。
たとえ服装が変わろうとも、表情が変わろうとも、第何話に入ろうとも不動の猫ポーズは、例えば「指の数足りてませんから!」や「アンタ今片手に鉈持ってますから!」といった至極一般的と言えるツッコミですら意に介さないほど、その人差し指と、その親指で
「雀牌をつまんでいる」
のです。
しかも、問題はそれだけではありません。あの指の位置、そして微妙に曲げられた手首の高さは、明らかに何らかの役を和了し、自らの手牌を他家に公開しているその瞬間と合致するのです。ツモ和了りであればこうはいきません。上家の打牌を確認し、それが自らのアタリ牌であることを確信した上での公開であるからこそ、両手の位置が限りなく水平に保たれているのです。
長くなりましたが、つまりこの段階においてこそようやく断言することができるのです、
「竜宮レナはロンを宣言している」
と。
しかし残念なことに、その役が平和であるのか、断幺九であるのか、はたまた何らかの役満であるのかは明確になっていません。そればかりか、立直に対しての一発がついたのか否かすら、今となってはそれを確認するすべすらないのです。
いえ、まだ間に合うのかもしれません。もう一度物語を鬼隠し編から再開し、彼らが紡ぐ言葉やしぐさのひとつひとつに傾注すれば、きっとそこに何か大きな手掛かりを見出すことが出来るのでしょう。
ただ、私に残された時間はもう長くはありません。もはや私には、彼女が七対子の面子のうちの二つを同じ牌で構成してしまい、五対一槓子で誤ロンを宣言するという私もやった初心者にありがちなミスを晒して罰符を支払うような、悲しい出来事がもう二度と起こらないことを祈ることしか出来ないのです。
ああ、これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。
・・・あー面白かった。
そこで私は第一話「鬼隠し」編から抱いていたある一つの推論を、より強く、いや、限りなく確信へと昇華させることが出来ました。
そしてそれは様々な謎が生まれ、解き明かされ、そしてまた深まって行くこの雛見沢の世界に於いて、特筆に価すべきと思われるほどの重要なファクターでもあるのです。そう、それはすなわち、竜宮レナの仰け反りポーズは、
「麻雀をしている」
ということです。
これを聞いた方のほとんどは、何を下らない事をと仰られますし、私も初めのうちは自分自身でもそう思っていました。
しかし、一度でも「ひぐらしのなく頃に」に触れられた人ならば見たことがあるはずなのです。あの竜宮レナの、やや空条丈太郎気味に背を反らせ、猫のように両手を胸の前で静止させるあのポーズ(以降、猫ポーズと略称)。
たとえ服装が変わろうとも、表情が変わろうとも、第何話に入ろうとも不動の猫ポーズは、例えば「指の数足りてませんから!」や「アンタ今片手に鉈持ってますから!」といった至極一般的と言えるツッコミですら意に介さないほど、その人差し指と、その親指で
「雀牌をつまんでいる」
のです。
しかも、問題はそれだけではありません。あの指の位置、そして微妙に曲げられた手首の高さは、明らかに何らかの役を和了し、自らの手牌を他家に公開しているその瞬間と合致するのです。ツモ和了りであればこうはいきません。上家の打牌を確認し、それが自らのアタリ牌であることを確信した上での公開であるからこそ、両手の位置が限りなく水平に保たれているのです。
長くなりましたが、つまりこの段階においてこそようやく断言することができるのです、
「竜宮レナはロンを宣言している」
と。
しかし残念なことに、その役が平和であるのか、断幺九であるのか、はたまた何らかの役満であるのかは明確になっていません。そればかりか、立直に対しての一発がついたのか否かすら、今となってはそれを確認するすべすらないのです。
いえ、まだ間に合うのかもしれません。もう一度物語を鬼隠し編から再開し、彼らが紡ぐ言葉やしぐさのひとつひとつに傾注すれば、きっとそこに何か大きな手掛かりを見出すことが出来るのでしょう。
ただ、私に残された時間はもう長くはありません。もはや私には、彼女が七対子の面子のうちの二つを同じ牌で構成してしまい、五対一槓子で誤ロンを宣言するという私もやった初心者にありがちなミスを晒して罰符を支払うような、悲しい出来事がもう二度と起こらないことを祈ることしか出来ないのです。
ああ、これを読んだあなた。どうか真相を暴いてください。
それだけが私の望みです。
・・・あー面白かった。