今年の花粉は去年とは一味違うみたいで。クラリチンがあまり効かないっぽい旨を内科で相談したら「効かないって言っても前から飲んでないと薬変えてすぐ劇的に効果が出るものでは云々」と諭されつつ処方して頂きましたアレジオン。
出た。アレジオン。
その名前は良く覚えてます。なんで覚えてたかって、コレ結構いい値段するんですよ。比べてみましょうか。
(薬価ってのは純粋に薬の単価とは違うみたいです。)
アレジオン錠10 薬価141.4
クラリチン錠10mg 薬価132.8
別に大した差は無いように見えますよね。
ところが、軽いトラップがありまして、クラリチンは「1日1回」、アレジオンは「1日2回」服用のお薬なんですね。シンプルに言って月額の薬代が二倍以上になるわけです。
いつもは「是非に及ばず」と甘んじて薬代を被るわけですが、今回はちょっと足掻いてみました。上のアレジオンのページにも載っていますが、「後発」医薬品というのがあるらしいのですね。新薬の特許切れの後に他のメーカーが出すコピー薬みたいなものです。私には専門的な知識はありませんので詳細は
専門家のコラムにお任せすることにしまして・・・
この薬価の差、おかしくネ?
「アレナピオン」なんておよそ3分の1ですよ。
むしろクラリチンよりも負担減ってネ?
ということで、処方箋に「後発医薬品への変更可」という欄があってそこにハンコが押してあったのをいいことに、行きつけの薬局で相談したところ、こんなやり取りになりました。
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「すみません、これのジェネリック医薬品にしてもらえますか。無かったら普通のアレジオンで良いですけど。」
「(困り顔で)お取り寄せになると思いますが・・・調べてみますのでお待ちください。」
(薬剤師さん、PCや本に向かうこと数分。)
「アレジオンは後発医薬品が出ていませんね。」
あっちゃー。こりゃイタイ。面子をつぶすつもりは無いですが、そのご回答でクローズしていただくわけにはいきません。
「先生からこんなメモ頂いてるんですけど・・・(上のサイトから取った薬名のメモを渡す)」
「(後ろの薬剤師さんが出てくる)これじゃないの? ごめんなさい、ありました。でもジェネリック医薬品には色々ありまして・・・(中略)・・・手に入りづらいとかあるんですよ。アレナピオンなら月曜まで待っていただければ、いつ頃用意できるかご連絡できます。」
「クラリチンの残りがあるんで、月曜朝にウチの留守電でも鳴らしてください。」
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都内でも小さな薬局さんでは浸透していないみたいですね、このジェネリック医薬品は。
果たしてアレナピオンなる薬が自分にとってアタリになるかどうかは未だ判りませんが、黙っていたら跳ね上がった薬代にただ消沈するだけだったと思います。情報氾濫時代は通院の仕方もかわるんでしょうか・・・処方箋持って座って待っているだけだと花粉症にすら置いてけぼりを食らうような、そんな気がしました。