毎年、函館のサクラ季節の最後を飾るのが、銭亀沢地区白石町にある「石崎地主海神社」の
“八重桜”...。満開の頃にお花見をと思っていたのだが、昨夜からの雨と風で花びらは参道
や畑に散り落ちて始めたものの、それでも神社の鳥居までの約300mほどの参道は、遅咲き
で知られる“八重桜”の「関山」など約170本が濃紅色の大輪がトンネルを織りなしている。
本来の満開のボリューム感はないものの、ピンクのアーチは訪れる人を楽しませている...
今日15日は、神社の例祭で幟と吹き流しが立てられ祭りムードに包まれ、氏子の皆さんも朝
から慌ただしく走り回っている...。例年だとで出店もあって賑やかなのだが、氏子の方も
「コロナ禍でちょっと寂しいが、満開のサクラが祭りを盛り上げてくれている」と満足そう。
確かに、満開のサクラに包まれた社殿と、社殿からはサクラ越しに津軽海峡や函館山を見渡せ
る環境に、氏神様も前浜で漁をする漁民たちをいつもここで見守っているのかもしれない..
( ※ 小さな写真3枚は左クリックで拡大する。)
( 05/11 撮影 )
七飯町仁山での豪華寝台列車「四季島」を撮影後、「ここまで来たら“シラネアオイ”を見て
いこう」と北斗市・きじひき高原の「匠の森公園」へ車を走らせる..。「匠の森公園」は
春の妖精ともいわれる「カタクリの花」の群生地でもあるが、今は20cmほどの高さに薄
紫色の“シラネアオイ”の花があちこちに咲き誇っている。大きな花びらを持つ大輪の花は、
その華やかで美しい姿にはほれぼれとさせられ、いつまで見ていても飽きることがない..
木々の芽吹きが眩しさを増し、時折聞こえる甲高い野鳥の鳴き声聞きながら、この美しい“シラ
ネアオイ”の花を眺めているだけで心洗われる...。“シラネアオイ(白根葵)” は、日本原産
の代表的な特産植物とのことで、中部地方以北の本州から北海道の山地の林縁や草原に生え、
特に日光の白根山に多くみられ、花がアオイの花に似ているので、この名になったそうだ...
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( 05/11 撮影 )
( 仁山付近で撮影、タイミングが悪すぎる、線路脇を車が!! )
JR東日本が運行する豪華寝台列車“トランスイート四季島”...。今年は20数回北海道に
上陸し北の大地を快走すると聞き、それじゃ何回か撮り鉄になったつもりで撮影スポットを探
そうと、今回は八雲町落部と七飯町仁山に車を走らせた。しかし、残念ながらここぞというス
ポットが見つけられず、ウロウロしているうちに“トランスイート四季島”は姿を見せる...
七飯町仁山では、帯広から来たという撮り鉄さんの傍でカメラを構える...。ところが予定
の時間が過ぎても“トランスイート四季島”も姿を見せず「もう行ったのかなあ」、「藤城線経由
だったのかなあ」などと話しながら待つこと30分、と音もなく目の前に。慌ててカメラを構
える!! その姿を見せるまでのワクワク感がたまらないそうだ。どうも待つのが苦手な性分では撮
り鉄に向かないようだが、ワクワク感だけは実感できた。さて、来週の撮影スポットは?...
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今年のお花見は終わったかな、と思いきや遅咲きの八重桜があちこちから満開見頃の便り
が飛び込んでくる...。その一つが“四稜郭”、4月の末に訪れたときは郭内奧にあるソメ
イヨシノが満開だったが、今は入り口から桜並木をつくる遅咲きの八重桜が満開、ここで
は二度の花見を楽められる。特にボリューム感たっぷりの満開の八重桜には感動もの...
平日の昼下がりとあって花見客もなく静寂な中に、時折小鳥の囀りも聞こえ、土塁の上に登
ると草木の間に五稜郭タワーや函館山を望むことが出来る...。また、“四稜郭”入り口前
に地元の町会と教育委員会の協働モデル事業として平成30年から3カ年かけてシバザクラ
3000株を植栽し、“四稜郭”のイメージアップ作戦と町会の世代間交流の促進に取り組ん
でいるいう。そのシバザクラも今が満開、訪れる花見客の目を楽しませてくれそうだ...
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( 05/08 撮影 )
「明日のANA便、“鬼滅の刃 じぇっと”だよ」とメールで情報を受ける...。先日飛来し
たばかりなのにと、確認すると3月末から就航している“鬼滅の刃 じぇっと -弐-”で、ANA
が「想いをつなげ、絆のツバサ」をコンセプトに、テレビアニメ「鬼滅の刃」とのタイアッ
プを開始しての鬼滅の刃2番機になる。就航後、特定空港とのスケジュール運航を終え4月
中旬からの全国の路線でランダム運航を始めてから函館空港には初見参、早速函館空港へ..
“鬼滅の刃 じぇっと -弐-”は、就航済みの「-壱-」と同じボーイング767-300ER型の
国内線仕様機...。機体の両側面には、作中に登場する「鬼殺隊」のなかで最も位の高い
9名の「柱」たちが描かれているが、これは塗装ではなく片側60枚のデカール(シール)を
貼り付けたもので表現され、その大きさは長さで32mにもなるそうだ。先日の1番機に続
いての2番機の飛来に、函館空港高松展望台には鬼滅の刃ファンも大勢駆けつけていた..
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5月も半ばを迎え函館市内のサクラスポットは葉桜を迎えているが、我が家の近くを流れる
亀田川沿いには“八重桜”も多く、まだまだ楽しめる...。五稜郭橋から戸井線橋の間の川
沿いにある30本ほどの“八重桜”が満開、見ごろを迎えている。橋の上から眺めると、ピン
ク色のこんもりした小山のように見える“八重桜”に目を奪われ、つい足を運んでしまう...
亀田川沿いはウォーキングコースで、毎年この時期にはソメイヨシノ、枝垂れ桜、“八重桜”など
サクラの競演を楽しませてもらっている...。この“八重桜”は、サクラの下に建つプレートを
見ると、平成5年(1993)に亀田川の改修工事の完成に合わせ、青年会議所などが「ラブリバ
ー亀田川」運動の一環で記念植樹をしたようだ。植樹して30年、この後の成長が楽しみ...
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( 05/06 撮影 )
函館山でクルーズ客船を眺めていると「今日のANA便は特別塗装機だよ!!」との情報をメー
ルでもらう...。ANAの特別塗装機の運航スケジュールは公開されていないので、これ
は捨てられないと函館空港高松展望台に車のハンドルを切る。何処で情報を仕入れたものか、
既に何人かのカメラマンがレンズを向け待機している。この特別塗装機は、ANAと人気テ
レビアニメ「鬼滅の刃」がコラボして今年の1月末に就航した“鬼滅の刃 じぇっと -壱-”...
“鬼滅の刃 じぇっと -壱-”は、ボーイング767-300ER型の国内線仕様機...。機体に
は、炭治郎・禰豆子・善逸・伊之助など、同アニメの主要キャラクターたちが描かれており、左
右異なったデザインとなっている。機内も、「鬼滅の刃」の世界観をイメージしたデザインで埋
められており楽しめるそうだ。ところで、3月末には「鬼滅の刃」とのタイアップした特別塗装
機「鬼滅の刃 じぇっと -弐-」が就航しており、いずれ函館空港にも飛来するかも知れない...
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今朝、青空の函館港にクルーズ客船“にっぽん丸”(22,472トン)が若松ふ頭に入港..。3月28
日以来今年2回目の寄港となるが、聞くと“にっぽん丸”は昭和62年の初寄港から数えて50回
目となる節目の寄港だという。コロナ禍でなければ盛大に記念の出迎えが出来だろうに“にっぽ
ん丸”はもとより函館市の関係者も残念がっていたかも知れない。函館は空は“にっぽん丸”の寄
港を歓迎するかの様な5月晴れ、それじゃ函館山で出迎えるかと山頂目指し車を走らせる...
“にっぽん丸”は東京港発着で「ゴールデンウィーク日本一周クルーズ」で、東京港から新宮、宮
崎、山口、金沢、佐渡島経由で函館に寄港、この後大船渡に立ち寄り東京に戻る10日間のクル
ーズ...。函館では約7時間ほどの短い時間だったが、乗客の皆さんは朝市での買い物や市内
観光を楽しまれていた。出港は午後5時、“にっぽん丸”の出港合図の汽笛に呼応し、隣りに並ぶ
旧青函連絡船「摩周丸」が、ご安航を祈りつつ別れを惜しむかのように汽笛を鳴らし返答...
( 午後5時、“にっぽん丸”は大きな汽笛を鳴らし、大船渡港に向けて出港 )
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( 05/04 撮影 )
明治時代の路面電車を復元したチンチン電車“箱館ハイカラ號”...。毎年、春から秋の観
光シーズンに運行している“箱館ハイカラ號”、今年も新型コロナウイルス症感染リスクを考
慮して定期運行は延期されているが、函館市電を応援している団体などが市民に函館の街
並みを走る姿を楽しんでもらいたいと、今日一日の限定で乗客を乗せない貸切で運行...
限定に弱い野次馬も、函館街を走る“箱館ハイカラ號”の姿をカメラにと、時刻表を眺め
ながら追いかける...。青柳町電停付近では、“箱館ハイカラ號”と現在営業車両で最
も古い530号車とすれ違う光景には多くの電車ファンの他、函館公園を訪れた花見客
もカメラやスマホを向け興奮気味。それにしても、ガッタンゴットンとノンビリ走るチ
ンチン電車の姿は函館の街にピッタリだ。もう、一度走る姿を見せてくれるかなあ..
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( 05/03 撮影 )
先月の日本野鳥の会道南檜山支部の汐首岬探鳥会で、「5月は、大沼、香雪園、江差町での探鳥
会、是非どうぞ」と誘われた...。しかし、全部は参加できないなあ、と“大沼森林公園探鳥
会”を選択し参加してきた。集合場所は、大沼公園内の大沼セミナーハウスのある森林公園駐車
場。既に駐車場には、野鳥の会のベテラン会員から小学生まで40人ほどが準備を整え待ってお
り、野鳥の会の係の方から探鳥に当たっての注意事項を聞いて、2班に分かれていざ出発...
( 若葉が芽吹き始めた散策路で探鳥会、枝の上にはエゾリスも )
時折陽射しはあるが、曇り空に林をざわつかせる風もある...。その風にも負けずに野鳥の
声は聞こえ、キョロキョロしているとベテラン会員の方は「目の前の枝の上にシジュウカラ!!」
と声が掛かる。慌ててカメラのレンズを向けるが、なかなかファインダーの中に収まらない。
こんな調子で森林公園内1.5kmをゆっくり2時間ほどかけて探鳥会を終え、皆さんで今回観
察できた野鳥を確認するとカワラヒワやキビタキ、カンムリカイツブリなど40種類にも及び、
姿は見せなかったが、ウグイスやヤブサメの声も聞くことが出来た楽しい探鳥会だった...
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我が家の近くにある町会館脇の“小さなお花畑”...。毎年、春の雪解けから秋の雪が
降るまで四季折々の花々を咲かせ、道行く人やドライバーを楽しませてくれている。特
に公園というような場所でもなく、歩道もない道路脇の30㎡ほどの狭いところに、こ
の季節はスイセンやチューリップにシバザクラなどが春の花々が咲き競い、その花に覆
い被さるように咲く枝垂れ桜が“小さなお花畑”を春爛漫の華やかさに演出している..
4月25日にサクラの「満開宣言」されてから1週間...。満開の後、強い風が吹き荒ん
だ割には花落ちせずに長持ちしたようだが、いよいよ五稜郭公園のサクラも終わりを迎え散
りザクラが春の風情を楽しませてくれている。お濠に散ったサクラの花びらが連なって流れ
る“花筏(はないかだ)”が、裏門橋付近を西風に乗って水面をピンクに染め流れている...
「サクラは散ってからでも楽しめる“花筏”」といわれ、“花筏”とは水面に散った花びらが連な
って流れているのを「筏」に例えた言葉...。サクラの花びらが散ってしまうと一抹の寂
しさを感じるが、この“花筏”を見ていると幻想的で美しくつい見入ってしまう。この“花筏”が
現れると五稜郭公園の春は終わり、次はツツジやフジといった初夏の花々の出番となる...
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