犬神スケキヨ~さざれ石

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志~硫黄島の武人たち~

2016-03-30 20:02:05 | 草莽崛起
今日は日本では殆ど語られない、伝えられていない硫黄島の話しです。

硫黄島で戦ったのは栗林忠道中将を始め、数多の日本人が武人たる振る舞いを見せています。

日本人の振る舞い。

日本人の生き方が硫黄島に今もあるのです。

武人と武人

硫黄島の戦いは約一カ月続きました。

当初米国は数日で陥落すると考えていた。

しかし硫黄島にいたのは軟弱な人間ではありません。
魂に刻まれた武士道精神を持つです。

米軍が硫黄島を占領した翌日。

3月16日

摺鉢山付近の岩穴から片足を失った日本陸軍少佐が、白いハンカチを振りながら出てきました。

「司令官はいないか!穴の中にはまだ30名の青年達が残っている。彼らを日本や世界の未来の為に生かしてやりたい!頼む!私を殺し彼らを助けてくれ!」

陸軍少佐は懇願します。

この少佐に引見したのは米海軍第五艦隊司令官レイモンド・スプルーアンス

スプルーアンスは「お前も部下も助けてやる!」

武人と武人。

フェアな戦いをした日本人に武人としての魂をみたのか…
スプルーアンスもまた武人として約束するのです。

しかし、日本陸軍少佐は「サンキュー…」と残し息を引き取りました。

武士の振る舞い

その後、米軍はタバコや缶詰を穴に投げ差し入れ、穴から出て投降するよう勧告を繰り返しました。

しかし、彼らはそれに応じません。
その後も抵抗を続けました。

やがて何名かは餓死。
残った青年達も手榴弾で自決。

その爆発音にスプルーアンス司令官自ら穴に向かうのです。

穴の入り口には英語と日本語で書かれた手紙がありました。

「閣下の私達に対するご親切な御好意、誠に感謝感激に堪えません。
閣下より戴きました煙草も肉の缶詰も皆で有り難く頂戴いたしました。
お勧めによる降伏の儀は、日本武士道の習いとして応ずる事が出来ません。
最早、水もなく食もなければ、十三日午前四時を期して全員自決し天国へ参ります。

終わりに貴軍の武運長久を祈り筆を止めます。

昭和二十五年五月十三日

日本陸軍中尉 浅田真二

米軍司令官スプルーアンス大将殿


戦後、スプルーアンス大将は全米各地を講演し必ず話していた事があります。

「アメリカの青年達よ!東洋には素晴らしい国がある。それは日本だ!
日本には君達が想像もつかない立派な青年がいる。ああいう青年がいたら、やがて日本は世界の盟主になるに違いない!奮起しろ!」

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