ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

ラインにかかる虹(スイス・バーゼル)

2005-06-20 23:01:16 | ヨーロッパ旅行記
オルリー空港を飛び立ち、バーゼル・ミュールーズ空港に行く。
到着し、空港からタクシーに乗り、スイスのバーゼルに向う。
空港からの道の周りはまだフランス領なのだが、運転手によると、道路はもうスイス領になるとのこと。本当だろうか?
市内に着き、ライン川沿いのホテルにチェックインする。
まず川向こうの、屋根がモザイク模様の聖堂に行くため、渡し舟に乗る事にする。
河の上にロープを渡し、そこに別のロープを舟につけている。河の流れと、上のロープの方向の関係で、そろそろと河を渡れる仕組みになっている。
のんびり渡り終え、対岸に着く。聖堂を見学し、街中に出る。
やたらめったら、トラムが走っている。乗りまくり、街並を見学しようということになる。途中駅構内のバーでビールなどを飲み休みつつ、トラムを乗り継ぐ。ついには町外れの集合住宅のあるところに来てしまった。
再び街中に戻る。食事できるところを探す。地元料理のレストランに落ち着き、またビールである。
翌朝は、まずライン河の中にある、フランス・スイス・ドイツ三国のモニュメントに行くことにする。
ホテルから北にトラムに乗り、終点で更にバスに乗る。そのまま北に行くと、バスはドイツとの国境を越えてしまった。
こりゃ間違えたようだな、とのことで、バスを降り、歩いて国境検問所に戻る。係員にパスポートをチェックされる。
歩いてバスで来た道を戻る。途中モニュメントを見つけるが、そこに渡っていく近道は無い。
途中カフェで休む。フランスとスイスの通貨がごっちゃになった小銭入れを探り、お金を払う。結局、遠回りして、モニュメントにたどり着く。そばに遊覧船に乗る人向けの建物があったが、閑散としている。
記念写真を撮る。更に対岸のフランス領を見ると、虹が出ていた。それもついでにパチリ。冬の朝に、ライン河で虹が見れたのは意外だった。
街中に戻り、美術館に行く。ピカソのまともな?人物像がある。よくみると細かいとこはいいかげんなのだが、全体として凛とした美しさがある。
いまさら言う事でもないが、本当に上手い画家だと思う。小生、ピカソのピカソらしい作品は苦手である。パリのピカソ美術館に行ったときでも、自分にとってよかったのは、ルートの最初にある人物画と、セザンヌの風景画、そしてマティスのマンガのような肖像画だけだった。
美術館を出、市役所も見学する。深紅の建物が目立っていた。
そろそろ電車の時間が来た。スイスの角っこをかすめ終わり、ドイツのフライブルグに向う。
電車はライン河を見下ろしながら、線路の上を滑っていった。

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