都市風景画を読む
19世紀ヨーロッパ印象派の都市景観
萩島 哲 著
九州大学出版会 発行
2002年11月25日 初版発行
この本では、都市的風景画の実景の専門的な調査で得られた結果を書き記したものです。都市景観という観点から絵画の読み方を提起しています。
コローやユトリロ、ピサロやシスレーなどの絵画とその場所を紹介しています。
このブログの中でも、過去印象派の描かれた場所を訪問した記事を書いたり、写真に撮った場所を改めて調べたりしています。最近ではグーグルマップを参考にすることが多いです。
シスレーのモレ・スール・ロワンでは、ちらしやパンフレットで、実際に描かれたあちこちの場所を紹介していました。
ヨーロッパの風景画71点を分析した結果
・まちの全貌を見渡す景観
・シンボリックな建造物の景観
・道路と建築のパースペクティブな景観
・道路と河川のパースペクティブな景観
・河川とまちなみの景観
・港湾の景観
の六つの典型的構図に分類することができる。
この後の記事で、この本で取り扱った二、三の絵画について紹介してみます。
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