画像はパリのアンヴァリッドのドーム聖堂です。
西側のルイ・コデ通りから撮ったものと思われます。
グーグルマップで一生懸命見比べてみたのですが、なにぶん二十年ほど前の写真で、並木などかなり違っていたので、確証は持てませんが。
まあでもその並木の暗がりのおかげで金箔のドームが引き立っています。
このドーム聖堂の建設は1677年から始まりました。
設計および指揮は、ヴェルサイユ宮殿も手掛けたジュール・アルドゥアン・マンサールによります。
その時はルイ14世が王家の礼拝堂として建造させていました。
しかし1840年に皇帝派と王家の和解の印として、ナポレオンの遺体はセント・ヘレナ島から帰還し、21年後の1861年に、その柩がドーム真下の地下霊廟に安置されました。
ドームの金箔装飾はまず1706年に行われました。
その後1815年、1853年、1867年、1934年に補修されました。そして5回目の、現時点では最後の補修が革命二百年後の1989年に行われ、12キロの金が使用されたそうです。
ドームの高さは107メートルです。その高さとキンキラキンのおかげで、パリのランドマークとして目立っています。
最後にアンヴァリッドについて書く時にはいつも触れているのですが、日本語訳の「廃兵院」というのはやはり失礼だと思います。
現地でもらった日本語パンフでもそう書いてしまっているのですが、「傷痍軍人院」とかいう訳の方がふさわしいかと思われます。
(現地の日本語パンフおよび週刊ユネスコ世界遺産第4号パリのセーヌ河岸1、そしてFrench momentのHPを参考にしました)
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