コンピエーニュ城から振り返ると、2月の城の庭園が広がります。
シーズンオフということでか、彫像には覆いが被せられています。
庭園の地図と写真を見比べてみます。
3のGrande pelouseは大芝生、芝地という意味です。緑の芝生が広がっています。
その手前、土の部分はRampeと書かれています。
意味は手すり、欄干、傾斜路、脚光、フットライトなどとなっていました。
またバイパス等で見かける○○ランプという意味も含んでいます。
ここでは傾斜路という意味が一番適しているような気がしますが、実際に傾斜があるのかはよくわかりません。
木々や彫像がある5の場所はCuls de lampe de la rampeと書かれています。
Lの方のランプは照明のランプです。直訳すると「傾斜路のランプの尻」となってしまいます。
culs de lampeの意味を調べると、まず建築用語で持ち送り、というそうです。
それだけではよくわかりません。
更に調べてみると
「アーチ型の天井(ヴォールト)を支えるための柱を押さえるための彫刻を施した石」や
「詩や章の最後に入れる飾り模様」という意味もありました。
どちらも教会のランプを支える台の形からつけられた名称のようです。
で、このコンピエーニュ城の庭園のこの場所とどう関連付けているのかということですが、
地図をじっと見てみると
7のquinconce(5の目形の植え込み)か、庭園自体を支えているような場所だからか、のようですが、確証は持てません。
謎は深まるばかりです。
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