ヨーロッパの限りない大地

ヨーロッパの色々な都市を訪問した思い出をつづっていきたいです。

欧州の首都にて(ベルギー・ブリュッセル)

2005-07-21 22:29:20 | ヨーロッパ旅行記
パリ北駅からタリスにのりブリュッセルに行く。
最初は天気のいい中、快調に進んでいたのだが、途中何度か速度が遅くなり、ついには駅でもないところで停止してしまった。となりがたまたまブルージュに向かう日本人観光客の方で、「どうしたんでしょうね」などと話し合う。
結局2時間くらいのロスがあったのではないか。ブリュッセル南駅到着は昼前になってしまった。
おなかも減ったが、まだこの当時はユーロが流通しておらず、現地通貨がないと店にも入れない。現金引出機を見つけ、クレジットカードでベルギーフランを引き出す。
駅のカフェで軽食で一息つく。レジの黒人の女の子に「どこからきたの」といわれ、「パリから来た」と答えたら「なんだ、ポルトガルの人かと思った」と言われた。どういうことなのだろうか?
駅の周りを歩いてみたが、周りは少しさびれた感じのマンション・アパート街だった。
結局駅からプレメトロに乗る。駅からしばらくは地下なのだが、しばらくすると路上に出てくる。
街の中心地に着く。大広場グランプラスに行く。そしてお約束の小便小僧を見に行く。
きれいなギャルりーを通る。またゴシック様式の聖ミッシュエル・エ・ギュデュル大聖堂を訪れる。白い壁がまぶしい。ここで王子の結婚式が行われた。
王立美術館に入る。ここでは当然のことながらルネ・マグリットやポールデルヴォーのコレクションが充実している。大広間ではルーベンスの大作が展示されている。他では教科書で見た「マラーの死」が印象的だった。風呂で倒れている絵である。湯あたりしているわけでない(当たり前だ)。シャルロット・コルデーといううら若き女性に殺されたのである。彼女はその後パリのコンシェルジェリーに送られ、断頭台の露と消える。
その他印象派の絵などもあり、かなり楽しめたが、その分時間も食ってしまった。
公園を散策し、カフェでベルギービールを飲む。日本に帰ってから結構ベルギービールを飲んでいるのだが、このころはまだ慣れておらず、少し酔う。一杯気分で、グランプラスに戻る。舞台が設置されており「ブリュッセル・ジャズ・マラソン」ど題するコンサートが開かれていた。こりゃラッキーとばかり聞き込む。結局帰りのタリスの時間までそこにいた。
夕焼けの中、パリ北駅に戻る。

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