炉ばたや「水や空」大分市

　ある日、Ｔう氏と大分に行ったのである。

Ｎ村「仕事前に腹ごしらえするか」
Ｔう「どこかいいとこありますか？」
Ｎ村「うん、昔行ったところで安くて美味い焼き肉屋があった」

　ちゅうことで探したが、記憶の場所には目的の店は無かった。

Ｎ村「う～ん、しかたないな、新規開拓や」
Ｔう「あ、やたらメニューの書いた店があります」
Ｎ村「しかし、値段が書いてないぞ」

　ちょっと考えていたら、店のおばちゃんとおぼしき人から声がかかった。

おば「とり天とかありますよ」
Ｎ村「いくらくらいですか？」
おば「ご飯とか味噌汁とか付いてます」
Ｎ村「で、いくら位ですか？」
おば「950円くらいです」
Ｎ村「あ、有り難うございます」
　
　う～、貧乏サラリーマンには敷居が高いな。

Ｔう「あ、ここ良さげですが」


　お、ランチ680円。しかも鯛の照煮定食とな。


Ｔう「何にします？」
Ｎ村「お、大分と言えば鳥天やな。中津のから揚げも捨てがたいぞ」


ねえ「何にしますか？」
Ｔう「あ、日替わりを」
Ｎ村「あ、同じく日替わりを」

　・・・とりやないのかぁ。

　お、美味そう。


　鯛の顔はでかいが、思いのほか食べるところは少ないよなぁ。と思って顔をはぐったら、身があった。


　今日は、あたりばい。

大分県大分市中央町2-6-30　Pなし