JR札沼線(学園都市線)の北海道医療大学前⇔新十津川駅間は、2020年5月7日に廃止となったが、たしかHTBがラストランの密着取材を行い、TV放映したと記憶している。営業末期は1日一往復だけという、これでは使うに使えないというダイヤになっていた。札幌を起点とするJR線が、これほど衰退するというのは驚きだが、並走する(距離はあるが)函館本線があるし、車が主な移動手段になっているので、廃線もやむなしだったのだろう。(と思う)
せっかく滝川に行ったので、近くの新十津川駅がどうなっているか見に行ってみましょう。線路は撤去されており立ち入り禁止となっていました。公園化の整備中のようです。奥の方にホームがありますが、近づくことはできませんでした。周辺は住宅も多く、新十津川役場もあるのに生き残れなかったのですね。(JR函館本線の滝川駅が近いということもあるのでしょう)
北海道樺戸郡新十津川町中央
再度、滝川市に戻って滝川スカイパークを見学します。ここは通常の旅客用飛行場ではなく、グライダーなど軽飛行機を中心とした飛行場+公園といった航空公園です。
グライダーを沢山見ることができます。
グライダーは、プロペラ機で上空に運ばれて切り離されます。
気持ちよさげに飛んでいますね。そのままでは高度が下がるだけなので、上昇気流を捕まえて自力で上昇します。
予約をすると、グライダーに体験搭乗することができます。乗る気はなかったので、予約はしていません。
しかーし、ニセコから体験搭乗に来たという人(おっちゃん)から、猛烈にお勧めいただいた。
「折角なので乗ってみたらいかがですか、気持ちいいですよ」
「えーっと、予約していないんで」
「ここでしか乗れませんよ、自分は2回目です」
「うーん、じゃ聞いてみましょうか?」
「すいません、予約していないのですが今から搭乗できますか?」
「空きがあるか、ちょっと聞いてみます」
「お願いします」
「すぐには無理ですが、昼くらには乗れます」
「じゃ、お願いします」
ということで、搭乗することにしました。
料金は一般:8,500円 滝川市民:6,000円です。カメラ持ち込み可なるも、望遠レンズは物理的に危険なため不可。
搭乗前に注意事項の説明(操縦かん等に絶対に触らないように)と、パラシュートを装着します。えー、グライダーは飛行高度が低いので、万一の時は開く間もないかとは思いますが一応装着です。パイロット一人+乗客1人です。
プロペラ機に引かれて、Take offです。ぐいーんと引っ張られる感覚があったと思ったら、すぐに浮き上がりました。
高度を上げたら、牽引ワイヤーを切り離します。エンジンが無いので風切り音のみですが、多少の揺れはあります。
旋回しながら、上昇気流を探します。ふわっと下から押し上げられるような感触があれば、上昇気流を捕まえたということです。眼下には、JR滝川駅が見えます。
当然、なにも触ってはいけません。地上からの無線音声は明瞭に聞こえます。着陸は、驚くほど短い距離で止まりました。いい体験をさせていただきました。午後から無予約で来ていた人が体験飛行を希望していましたが、無理とのことでした。どうしても搭乗したい場合は予約が必須です。また午前中の早い時間なら、チャンスはあるかもしれません。(確約するものではありません)
「ここ、確かメーベが飛んだ飛行場ですよね」
「そうです」
↓ メーベ
アニメの飛行機が実際に飛ぶなんて、くりびつてんぎょうですね。(びっくり仰天)
本日は、札幌市のビジネスホテルを予約しているので札幌方面に向かいます。「道の駅三笠」で一休みです。
北海道三笠市岡山1056-1
そういえば、3年前ここを訪れた時「焼き鳥」のキッチンカーがあって、すっごい行列だったことを思い出した。まだあるかな?
おー、あった。煙もくもくではないが、前あった場所に鎮座しているではないですか。すでに午後2時を回っているが、食べられるのか?
「焼き鳥2本下さい」
「どうぞ、320円です」(ラッキー、あったぜ。しかし、作り置きのようで少し冷めていた)
N村より遅れること5秒で、次にならんだおっちゃんは売り切れで買えず。最後の2本でした。おっちゃん、すまん。
また、この道の駅で「石炭ざんぎ」発見。(イカ墨です)
「すいません、石炭ざんぎ下さい」(400円税込み)おー、黒い黒い、石炭みたいだ。(石炭ざんぎだからな)
さらに札幌方面に向かっていたら、岩見沢市の公園でSLを発見したので、ぎゃっと滑り込んだ。ぎっゃとしていないけど。
北海道岩見沢市9条東2丁目 みなみ公園 Pあり C57 144が綺麗な状態で保存されています。三菱重工業製 昭和15年10月19日製造、昭和51年3月1日廃車です。走行距離は、2,992,899.4Kmです。
もう一台、D551 47が静態保存されています。こちらは日立製作所製 昭和12年1月30日製造 昭和48年11月30日廃車となっていますので、かなり長い現役時代でした。走行距離は、2,321,656.4KmでC57よりは少ないですね。こちらも綺麗です。やはり、北海道のSLは手入れがいい。
江別市の北海道立埋蔵文化センターに行きます。すぐ近くには北海道博物館があり行ったことかあるのですが、こっちは初訪問です。
北海道江別市西野幌685-1 Pあり 入館無料
「タンネトウレ」ちゃんです。
「こうほくしーつーでー」ちゃんです。
「えさん」ちゃんです。えー、こういう人たちが、展示物を紹介してくれるのです。
ここから、現在の100年記念塔がどうなっているのか見に行ってみましょう。昨年訪問した時は、解体が決まって工事の準備が始まっていました。埋蔵文化センターから百年記念塔へは、遊歩道で行けるはずです。2019年には、野幌森林公園周辺で羆の目撃情報が多発しました。今回の訪問時はそういう情報は無かったので大丈夫とは思うのですが、熊除け鈴を鳴らしながら歩いて行きます。
羆出るなよー、もう少しで記念塔だと思ったら、工事のため通行止めになっており、たどり着けませんでした。(残念)
仕方がないので、北海道博物館方面からアプローチすることにします。徒歩だと直線的に移動できるのですが、車だとかなりの大回りになります。それでも、首尾よく百年記念塔に近づけました。上部はすでに解体されて、無くなっています。(2023年6月時点)以前は塔内部の展望台に上れたそうなのですが、一度も入ることなく解体されてしまいました。根室のオーロラタワーもそうですが、行ける時行っていないと訪問する機会を逸します。
今日から2泊、札幌駅近くの「スーパーホテル札幌北5条通」に宿泊します。これで、今回の北海道旅行の終わりが見えてきました。
ウェルカムドリンクがありす。(無料のセルフバー)
旅行中は、お酒は飲まない(飲むと疲れが抜けない)ので、コーヒー飲み放題の方が有難いです。
明日は、札幌市内観光です。