強権主義か専制主義がよい
2022年3月28日
バイデン米大統領が26日、欧州訪問を締めくくる演説でウクライナ危機を民主主義と強権主義の戦いと断じ、プーチン露大統領を「この男が権力の座に居座ってはならない」と強い調子で非難しました。
連日、ウクライナから流れてくる映像、情報は、民間人に対するロシアの非情な殺戮、都市・住宅への爆撃、破壊であり、ナチによるホロコースト( . . . 本文を読む
点滴、人工呼吸器は意味ない
2022年3月24日
医師兼作家が自分の体験を踏まえて書いた「上手な死に方」を説く新刊を読み、「うーん」と、何度もうなりました。「医師がそんなことまで言っていいのだろうか」、「でも本当はそうなのだろう」と思いました。
書き出しから「医師として患者さんの最期に接し、人工呼吸器や透析器で無理やり生かされ、チューブだらけになって、あちこちから出 . . . 本文を読む
金利機能の回復で財政膨張も修正を
2022年3月19日
米国がインフレ抑制に向けて金利引き上げに踏み切り、今年7回の利上げを想定しているとの姿勢を示しました。市場に大胆かつ明瞭な方針を伝えました。一方、日銀は18日の金融政策会合で「現在の金融政策を修正する必要はない」ことを確認し、欧米とは真逆な政策を継続する構えです。
米国との金利差が広がれば、1㌦120円以上にま . . . 本文を読む
脆弱な政治体制を再建する好機
2022年3月17日
プーチンの侵略戦争の暴虐ぶりをリアルタイムでテレビ、ネットを通じて、世界が注視しています。戦争映画でも見るように、独裁政権による戦争の非道さを目の当たりにするのは人類史上、戦争史上、初の体験です。
世界全体を見渡すと、民主主義国家の数を専制独裁政治国家の数が上回ったとされます。その最中に民主主義の脆弱性をあざ笑うよ . . . 本文を読む
片言の日本語から不審察知
2022年3月11日
ウクライナ情勢が緊迫化する中で、米欧機関やアノニマス(匿名のハッカー集団)がロシアにサイバー攻撃をかけ、政府や軍組織の機能マヒを狙っています。一方、ロシア側はフェイク・ニュースをネットに流し、ウクライナのイメージ・ダウンを画策しています。
パソコンでウクライナ情勢をチェックしていましたら、突然、トップページの6割くらい . . . 本文を読む
経済記事に安全保障感覚が必要
2022年3月8日
中露の関係強化に後押しされ、ロシアのウクライナ侵略が続く一方で、中国経済の減速が報じられています。私は歓迎すべき傾向だと思っています。日本のメディアには、例えば「人口の少子化は中国の経済成長を抑制しかねない」といった記事が掲載され、安全保障感覚のなさに失望しています。
ロシアの侵略、暴虐が続き、ウクライナは地獄のよう . . . 本文を読む
前例踏襲で天皇誕生日のお祝い
2022年3月3日
ロシアのウクライナ侵略という情勢下で、各国の大使たちの活躍も報道されています。日本の駐ウクライナ大使は何をしているのだろうかと、日本大使館のホームページを覗いたところ、あまりの無神経さに驚きました。
「日本国大使として、皆様と共に本年の天皇誕生日をお祝いできますことは、大きな喜びであり、光栄に思います」(2月23日付 . . . 本文を読む