罰則がないのに社長辞任
2021年2月27日
東北新社(放送関連事業など)の二宮清隆社長が、総務省幹部多数の接待問題の責任をとり、辞任しました。さらに執行役員2人が解任、菅首相の長男は部長職を解かれ人事部付けになりました。
これに先立ち、総務省側も局長ら2人が更迭(官房付)、さらに7人が減給、2人が戒告、残り2人は訓告などの処分を受けました。利害関係者からの接待に相当 . . . 本文を読む
下手なウソで分かる官僚の劣化
2021年2月23日
総務省幹部らが菅首相の長男の勤める放送関連会社から接待されていました。同省の調査結果に対し、「疑念の解消には程遠い」(朝日)、「放送行政に疑念を深めた」(読売)と、怒りの声がしきりです。
「東北新社から総務省幹部ら13人が接待、延べ39回60万円。11人を処分へ。長男の同席20件」が調査の概要です。接待の一覧表をみて . . . 本文を読む
女性のトップ3人にかかる重荷
2022年2月19日
東京五輪組織委員会の新しい会長が橋本聖子氏(前五輪相)に決まりました。五輪開催では橋本会長、小池都知事、丸川五輪相の女性3人が主導権を発揮していくことになります。
バッハIOC会長、山下JOC会長も意思決定に加わるにせよ、劇的な変化です。歴史の変化は、溜まっていたマグマがある瞬間、爆発し一気に進む。その典型的なドラマ . . . 本文を読む
「駐留軍経費の分担金」でいい
2022年2月18日
米軍駐留経費の大幅増額を同盟国に要求していたトランプ米大統領が去り、バイデン氏に代わって現実的な対話路線に転換することが期待されています。その第1弾が在日米軍駐留経費の扱いです。
今朝の新聞は一斉にこの問題を取り上げており、「3月末の期限切れ前に本格的な協議(5年にわたる特別協定の改定)を終えることができないので、2 . . . 本文を読む
83、84、85歳が仕切る五輪委
2021年2月13日
2転3転どころか、3転4転、4転5転です。東京五輪の森組織委会長の性差別発言から始まった会長交代騒動は日本の醜態を世界にさらしています。政治家や居座る長老が絡むと、世界の非常識がまかり通る。
オリンピック・シンボルの5輪は、世界5大陸を象徴し、さらにスポーツの5大原則である「情熱、水分、体力、技術、栄養」を意味し . . . 本文を読む
菅首相に早期決断を求める
2021年2月6日
女性蔑視の妄言を吐いた森東京五輪会長に対し、国内ばかりでなく、海外からも怒りの声が強まっています。森氏の早期辞任、後任会長の決定によって、事態の収拾を急がないと、日本のイメージがさらに傷つく。
東京五輪を開催できるか否か、という次元を超えた問題に発展してしまいました。組織委会長に座ってきたのが日本を代表するはずの元首相です . . . 本文を読む
政治人材を集め、政界の刷新が必要
2020年2月4日
東京五輪組織委員会の森喜朗会長がJOC評議員会で、女性を蔑視する発言をし、女性が怒りの声をあげています。よりによって五輪が半年後の7月開催というタイミングの悪さです。これは失言ではなく、本音の放言でしょう。
次々に妄言を繰り返す元首相の言動は、日本政界の劣化の象徴です。国民がコロナ禍で苦しむ中で、政治家の不祥事、ス . . . 本文を読む
メディアの言語感覚に失望
2021年2月1日
在日駐留米軍経費の日本側負担を「米国に対する思いやり予算」と、日本は40年間も言い続けてきました。「思いやり」という表現は認識を間違っているし、米国に誤ったシグナルを送りかねません。
深い考えもなく、前例踏襲で誤用を続けているうちに、報道するメディアも政府も疑問を持たなくなってしまった。菅首相は「前例踏襲」 . . . 本文を読む