答弁の修正をつかない野党
2018年5月29日
森友、加計学園問題などを巡る国会論戦をみていると、安倍首相が微妙に答弁をしばしば修正しているのに、野党はなぜもっと鋭く追及しないのか不思議でなりません。
28日の集中審議で首相の発言にドキリとする部分がありました。森友学園への国有地売却について、「政治の世界において問題になってきた贈収賄では全くない。そういう文脈で、私は、一切関わ . . . 本文を読む
主要国で政治的道義が後退
2018年5月25日
森友学園、加計学園を巡り、新資料が次々に出てきて、安倍政権は連日、矢面に立っています。首相の苦悶する様子がはっきりうかがえる一方で、内心では「強気で行けば、窮状を突破できる」と思っているようにも見受けられます。その根拠は、政治倫理が欠如し、法の支配より自己主張を優先するトランプ米大統領の政治手法の影響です。
「米国に比べたら、日本 . . . 本文を読む
根が深い関係者の野望
2018年5月20日
アメリカンフットボールの定期戦で、日大の選手が悪質なタックルをし、関西学院選手を負傷させた事件は、傷害罪として警察の手で厳格に調べるべきだと、考えます。日大自身、関東学生連盟などが調査しても、身内に甘くなる可能性あります。第3者委員会を設けたところで、依頼主の意向が反映された報告書が提出される事例を何度、見てきたことか。
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現実離れした前提で計算
2018年5月18日
国家経済の基本は、しっかりした財政金融政策にあります。そのまた基本である財政健全化計画も、日銀の物価目標も、ほとんど信頼されなくなりました。立案した時から実現はとても無理と見られているのに、政府、日銀は数値目標の改ざんともいうべきことをやってのけてきたのです。
森友学園関係の文書改ざんは前代未聞の規模なのに、大阪地検特捜部は佐川・前 . . . 本文を読む
地方重視というのに知事批判の愚
2018年5月13日
柳瀬・元総理秘書官が参考人質疑で述べた発言に対し、加計学園(今治市)を誘致した中村愛媛県知事が「真実を語っていない」と、痛烈に批判しました。長期政権を支える官邸官僚に、県知事が何度か真っ向から批判するのは異例です。加計学園誘致の舞台裏の複雑さが読み取れます。
県知事に批判的な国会議員、識者の声も聞かれます。愛媛県 . . . 本文を読む
世論もつられ官僚叩き
2018年5月11日
加計学園の獣医学部新設を巡り、元首相秘書官の柳瀬氏への参考人質疑が行われ、真実を語っていないという批判を受けています。森友学園の関連文書の改ざんでも、財務省の元担当局長が証人喚問で集中砲火を浴びました。官僚は政治権力との関係で正直に証言しにくい立場だけに、叩こうとすれば、いくらでも叩けます。
官僚を舞台にあげ、与野党や世論の批判の矢面 . . . 本文を読む
辞任を迫られむくれる
2018年5月9日
麻生副総裁・財務相が乱暴な言動が続いています。次官のセクハラや森友学園関連の文書改ざん事件の「責任をとれ」、「辞任せよ」の要求が高まり、「なぜ俺の責任なのだ」と不快なのでしょう。その気持ちに同情すべき点はあるにせよ、「セクハラ罪という罪はない」は八つ当たりですね。
麻生氏に同情するのは、「財務次官のセクハラ騒動」は次官の個人的行為であり . . . 本文を読む
阻止する材料ばかり強調
2018年5月4日
憲法記念日に新聞各紙が改憲論について社説を掲載しました。同じテーマによる同じ日の社説は、特色を比べるのにいい機会です。際立っているのは朝日新聞の論調で、問題点を並べたて、政府の施策に反対論を唱えても、ではどうしたらいいのかについては、踏み込まないという習性があります。
朝日論を書く前に、各紙の共通点を指摘しますと、改憲議論ができる国会 . . . 本文を読む
始めに 2018年5月3日
高校生プロゴルファーとして、数々の記録を塗り替え、「日本のタイガーウッズか」の期待を抱かせた石川遼の全盛期は短く、4年前に「石川遼神話の終わり」というブログを書きました。とっくに賞味期限が切れるブログなのに、その後も、検索で見つけてくるのか、読んで下さる読者が少なくありません。
最近、ある方から「まだ読むに値するから、再掲載してみたらいかがですか」 . . . 本文を読む