交渉中に専務が胸の盗聴器を操作
2021年11月27日
みずほフィナンシャルグループ、みずほ銀行の首脳が総退陣します。日本興業銀行、富士銀行、第一勧業銀行というトップクラスの大合併で、すごいメガバンクが誕生したものだと思っていましたら、度重なるシステム障害を起こし、金融庁から経営刷新を求められました。
「発足から20年、合併前の旧3行への帰属意識が強く、風通しの悪さ . . . 本文を読む
どういう国を目指すかの理念不在
2021年11月23日
立憲民主党の代表選の議論、発言を聞いていて、候補者の言葉が心に響いてこないという印象を受けました。政策立案の方法論や、政治家としての心構えは語っていても、国家像のグランドデザインが見えてこないのです。
逢坂誠二・元総務政務官(62)、小川淳也・元総務政務官(50)、泉健太・政調会長(47)、西村智奈美・元厚生労 . . . 本文を読む
財政を食い物にする政治
2021年11月20日
政府は財政支出が過去最大の55兆円となる経済対策を決めました。国費約30兆円の財源は国債で手当てする見込みです。最悪の財政状況にかかわらず、先の総選挙で与野党を問わずバラマキ合戦をした結果です。
来年夏の参院選も控え、バラマキ財政に拍車がかかりました。野党が与党をけん制するどころか、所得税や消費税率の大幅引き下げなどを . . . 本文を読む
「新しい資本主義」の落とし穴
2021年11月14日
岸田首相は「新しい資本主義実現会議」など5つの政府会議を新設し、主なものは9つになりました。そのうち首相は6つの会議の議長ないし会長を務めます。「やっている感」を出すための演出が過剰です。
竹中平蔵氏の「アーリー・スモール・サクセス」(早期に小さな成功例を示す)という助言を受け、菅前首相は「携帯電話料金の値下げ」 . . . 本文を読む
与野党とも危機感なし
2021年11月8日
米国の中央銀行(FRB)が量的金融緩和の縮小を開始します。新型コロナ禍による経済危機が収まる一方、物価上昇が目立ってきたからです。カナダは量的緩和の終了を決め、英国も24年度までに、コロナ対策で赤字が膨らんだ財政再建をするそうです。
主要国はコロナ危機で傷んだ金融財政を正常化する方向に向かっていきます。岸田政権は「新しい資 . . . 本文を読む
やはり強い自民世襲党
2021年11月1日
衆院選で自民党が大幅に議席を減らすとの予想が多かったのに、結果は狂いました。「自民、過半数割れも」のはずが「絶対安定多数を確保」です。新聞、テレビの選挙予想は惨敗です。
昨晩、テレビの選挙速報を見ていると、早々に最終議席予想を流したのは、池上彰氏が陣取るテレビ東京でした。ずばり「自民240、公明30、立民111・・」と、打 . . . 本文を読む