通じない日本人の感覚
2018年2月24日
米フロリダ州の高校で銃乱射事件が起き、生徒ら17人が犠牲となりました。日本のメディアの報道を見ていますと、「痛ましい」、「銃規制が必要だ」と、いつも常識的です。「それにしてもなぜ」と、不思議に思う点を見逃しています。
日本のメディアが米国の事件を報道する場合、米国のメディアを下敷きにして、なぞるように書いていることでしょう。米国人にと . . . 本文を読む
予算委は本来の予算審議に戻れ
2018年2月19日
森友学園への不透明な国有地払い下げ問題で、官側の責任者であった佐川国税庁長官(当時、財務省理財局長)の辞任が不可避になってきたと思います。麻生財務相が「適材適所の人事」だったと弁明してきたため、更迭は避け、国会審議や税務行政の停滞の責任をとる形で、自主的に辞職を申し出ると、予想します。
長官を追い詰め、辞職させれば、野党は点数 . . . 本文を読む
懸念を黙殺すべきではない
2018年2月17日
黒田日銀総裁の再任案が国会に提示されるとともに、交代する副総裁の一人に強硬なリフレ派(金融緩和論者)の学者が就任する案も示されました。金融政策が偏った方向に向かわないよう政治を、けん制すべき日銀は、ますます政府従属の道を歩んでいます。
5年前に、黒田氏が総裁になり、「2年で2%の物価上昇を実現する」と約束して、異次元金融緩和に踏み . . . 本文を読む
マネー市場との主客逆転
2018年2月11日
世界市場で株価が大荒れする中で、黒田日銀総裁の続投が決まりました。昨年12月8日のブログで「黒田再任でもう決まり」で書きましたように、既定路線ともいえる人事です。安倍首相も馬を途中で乗りかえるわけにはいかないと、決断したのでしょう。
前半戦5年の異次元金融緩和について、黒田総裁が言っていることと、出てきた結果がまるで違うという指摘が . . . 本文を読む
小室家の背景が複雑すぎる
2018年2月8日
秋篠宮家の眞子さまの結婚をめぐる背景を、週刊誌やネット情報で、私もある程度は目にしておりました。伝えられる複雑な情報が詳細になるにつれ、事実なら皇室、宮内庁の関係者は困惑しているに違いないと、想像していました。
慶事に至るはずのお2人の喜ばしい話が暗転し、皇室史に残る異例の展開になりました。最も悲しんでおられるのは眞子さま(26)で . . . 本文を読む
「生老病死」の広告も満載
2018年2月4日
新聞経営の柱であった販売部数は落ち、第2の柱であった広告収入はネット広告に食われ、不動産事業で経営を補強をしている新聞社は増えているでしょう。特に新聞広告は質、金額とも急激に様変わりしています。
そのことを最も痛感したのは、保守、相当に右寄りの月刊誌「Will」(ワック出版)と、これと全く類似している「Hanada」(飛鳥新社)の広 . . . 本文を読む
体験者が生の声を綴る
2018年2月1日
奥さんを亡くされた知人が老人ホーム(介護付き)に入居して満一年、しかも米寿(88歳)を迎えました。その体験記に「ホームでの暮らしには不屈の意思を持ち、周到な準備をされてからの入居をお勧めする」とありました。「不屈の意思」とは、なんと大げさなと思いつつ、入居の運命が待っている大量の予備軍のために、この話を紹介します。
各種の老人施設の新聞 . . . 本文を読む