政権崩壊の始まりを予感
2022年2月27日
「誰もプーチン大統領を抑えることができない」、「プーチンは批判に動じていない。19世紀の帝国時代を復元した21世紀の皇帝になりたいと願っている」、「過去の多くの侵略者のように致命的に行き過ぎた」。聞こえてくるのは、プーチン大統領への声高な非難ばかりです。
新聞の社説も「撤兵を求める国際圧力を」(朝日)、「国連憲章を踏みに . . . 本文を読む
入り乱れるジャーナリズムの表現
2022年2月23日
ウクライナ情勢が緊迫し、各新聞とも1面トップの扱いです。軍事情勢についての表現は、これまで見られなかったほどまちまちで、読者や視聴者が混乱しています。
派兵、進駐、侵攻、進軍、侵略などが見出しで踊っています。さらに「本格侵攻」「実効支配」などの説明をつける新聞もあります。現地情勢を直接、取材できないための結果でも . . . 本文を読む
長期政権維持の政治手法に焦点
2022年2月19日
朝日新聞の元主筆が主宰するシンクタンクが「検証安倍政権/保守とリアリズムの政治」と題する本(文春新書)を出版しま。400㌻の分厚い検証本で、安倍氏をはじめ54人の政治家、官僚にヒアリングをしたそうです。
元主筆の船橋洋一氏らはこれまで福島原発事故、民主党政権の失敗、新型コロナ対策など日本の国家的な課題、公共政策につ . . . 本文を読む
全盛期の新聞が競って創設した歴史
2022年2月15日
藤井聡太竜王が王将戦で4連勝し、史上最年少の19歳6か月で5冠を達成しました。「藤井時代、比類なき強さ」「八冠が視野に」「全タイトル制覇への夢が膨らむ」と、新聞は絶賛しています。
人工知能(AI)を駆使し、「AI超え」という妙手を繰り出す将棋の天才です。経済紙の日経までが「多くの棋士が数十万円~百数十万円の高性 . . . 本文を読む
またもお座なりの内部調査
2022年2月11日
テレビ朝日の亀山慶二社長が突然、辞任したと発表されました。巨額とはいえない経費の私的流用、社用車の私的使用などが解任の理由です。社会倫理を訴える報道機関で起きた不祥事に「何これ」と絶句します。
新聞、テレビの報道はほとんど同じ内容で、テレ朝が発表した広報資料をなぞってしか書いていません。何度、読んでも「この程度の不正行 . . . 本文を読む
お涙頂戴のスポーツ・ジャーナリズムに失望
2022年2月8日
北京冬季五輪のスキージャンプ混合団体で、高梨沙羅ちゃんがスーツの規定違反で失格となり、日本にとっては反省すべき点が多いはずです。私もテレビ観戦中に失格を知り、「どういうことか」と驚きました。
テレビ放映は、「何があったの」「なぜ防げなかったの」という肝心の疑問は素通りし、今朝の新聞を見ても、スポーツ・ジャ . . . 本文を読む
実態との誤差がある政府統計
2022年2月5日
駅前のスーパー、西友は品揃えが豊富、価格も安く、週に何回か買い物に行きます。セルフレジ(店員でなく、お客が自分で決済)の流れはよく、しかもカード決済をすると、3%OFFだからうれしい。コロナ対策を兼ね、セルフレジの愛用者が増えていました。
その西友から昨日、「割引終了のご案内」という知らせがきて、「えっ。何でまた」と思 . . . 本文を読む