違反は連座制で失職を
2015年5月4日
嘘をついてもいいと、思っている政治家は少なくないようです。小渕優子・前経産相の元秘書2人が政治資金規正法違反で起訴されました。メディアは極めて悪質な犯行だと怒り、「説明責任を果たせ」と、要求しています。本当のことをいうはずはなく、むなしい叫びでしょう。
政治資金報告 . . . 本文を読む
安倍政権は報道の自由が嫌い
2015年4月29日
NHKは報道番組「クローズアップ現代」のやらせ疑惑を否定しながらも、「過剰な演出はあった」との調査報告書を公表し、28日夜の特別番組で謝罪しました。テレビを見ていまして、いくらなんでもこれは「過剰な謝罪」ではないのかと思いました。むしろばか丁寧さを印象づけることで、「政治が騒 . . . 本文を読む
政権の広告塔に仕立てる
2015年4月28日
株価が何かの節目にタイミングよくポンと跳ね上がり、大台に乗る傾向があることが気になってしょうがありませんでした。今回の地方統一選挙がまさにその好例でした。安倍政権は発足以来、株価重視内閣でしたから、広告塔に使っているに違いないと確信しました。
4月の地方統一選は . . . 本文を読む
心に残る故人の葬送
2015年4月26日
映画「おくりびと」がアカデミー賞を受賞し、つまり納棺師の仕事が広く知られるようになりました。先日、わたしの親類で80代半ばの女性が亡くなり、ごく少人数の家族葬に行きました。葬儀社は「今日は故人にお親しい方ばかり、納棺のお手伝いをしていただきましょう」と、おっしゃいます。
. . . 本文を読む
官邸防衛あっての国家防衛
2015年4月24日
国家の中枢機関である首相官邸に無人機(ドローン)が降下か落下する事故がありました。自衛隊の海外出動のことに意識が集中しているうちに、国内の国家中枢を守ることを忘れていたのです。恐らくいたずらか、無人機の宣伝をしたい人の仕業であり、国家の防衛出動を最大の課題にしている政権がからかわれたので . . . 本文を読む
外交を危うくする発言を懸念
2015年4月23日
安倍首相の言動に数々の不安を感じています。そろそろ収まるのかなと、思っていましたら違うのです。これまで同様に無神経な発言が続き、アジア外交に影響がでるのではないかと心配になってきました。首相の周辺には止めたり助言したりする人はいないのでしょうか。あるいは、たきつける人しか置いていな . . . 本文を読む
技術進歩に追いつけぬ医師の技量
2015年4月21日
ひどい医師がおり、ひどい病院がありますね。群馬大学病院、千葉県ガンセンターで、医師による執刀で何人もが命を落とし、大騒ぎになっています。医療技術がどんどん進み、そのお陰で実に多くの患者さんの命が救われているのも事実です。この落差の大きさに恐怖を覚えます。
誤 . . . 本文を読む
本音がぽろぽろ
2015年4月18日
昨年の衆院選に続き、4月の地方統一選で勝った安倍政権は、ますます自信を深めています。そのせいか強気の発言、不用意な発言もしばしば飛び出しています。言葉尻からは本音が結構、透けて見えてくるもので、そこから安倍政権の「本当のところ」が観察できます。
もっとも気にな . . . 本文を読む
日韓とも軽く見た言論の自由
2015年16日
韓国はひどい国です。それにしても、事件に関係した記者も、帰国した記者を歓迎する日本のメディアの反応も、ちょっとおかしいのではないですか。そういいたくなります。ついでにいうと、記者を官邸にまで招き、慰労か激励かをした安倍政権の反応もオーバーでしたね。
産経新聞の前ソウ . . . 本文を読む
裁判システムのあり方を問う
2015年4月15日
関西電力の高浜原発(3,4号機)の再稼動をめぐり、福井地裁の裁判長が運転を禁じる仮処分の決定を下しました。安全性のどこが問題なのか以前に考えておかなければならない大きな問題があります。そのため高裁、最高裁の段階では恐らく結論がひっくり返るでしょう。
福井地裁の樋口裁 . . . 本文を読む
慰霊の旅の拡大解釈か
2015年4月11日
天皇、皇后陛下はパラオへの戦没者慰霊の訪問を終えました。陛下の念願の旅、戦後70周年ということもあり、テレビ、新聞は手厚い報道ぶりでした。ちょっと気になったのは、「旅の意味をそこまで拡大解釈すると、天皇の政治利用になるのでは」という懸念でした。天皇家の思いは思いとして、それを現実の政 . . . 本文を読む
アジア経済圏の成長加速を
2015年4月9日
中国が設立を主導しているアジア・インフラ投資銀行について、出遅れた日本では、政権内部、自民党内部で賛否の議論が巻き起こっています。結論から申せば、アジア経済圏の成長を加速する一助にするために、日本は加盟すべきでしょう。
この構想は中国が主役だけに、これまでの日 . . . 本文を読む
放送法における表現の自由とは
2015年4月8日
テレビ朝日のニュース番組「報道ステーション」でキャスターとコメンテーターが言い争いをするという珍しい場面に出くわしました。コメンテーターの元経産省局長が番組における自分の処遇に不満を述べ、キャスターがあわてて「番組から降ろされるということと違いますよ」と、割って入って反論した . . . 本文を読む
漂う宗教的な雰囲気
2015年4月7日
天皇、皇后両陛下は8日から太平洋激戦地のパラオに慰霊と平和祈念の旅に出られます。こうした旅に限らず、天皇に付き添われ、国内でも慰霊、慰問、激励の行事に臨まれるお姿を拝見していまして、「まるで気品とやさしさの雰囲気を漂わす観音様のよう」との印象を抱いてきました。
戦後70 . . . 本文を読む
病根の本質に迫らず
2015年4月4日
朝日新聞社は従軍慰安婦、原発事故報道の捏造、誤報問題で創刊以来の危機に直面しています。その朝日新聞の記者有志が「朝日新聞」(文春新書)というタイトルの本を出しましたので、さっそく読んでみました。捏造、誤報の背景に反戦平和、反原発というかねてからの論調があり、それを反省、批判しているのか . . . 本文を読む