日銀の財政支援を国会はどう考える
2017年7月27日
衆参両院の予算委員会の集中審議は、加計学園問題で明け暮れました。安倍政権の体質、行政の公平・透明性を追及することは必要です。一方、この問題に集中するあまり、「本来の予算委員会の義務、任務を果たしていない」、「国会は国家の基本政策の審議を置き去りにしている」という不満、批判が高まっていることは事実です。
安倍政権は . . . 本文を読む
何が真実か分からない情報時代
2017月25日
ネット社会を生き抜くには、フェイクニュース(偽情報)の見極めと、ファクトチェック(事実の検証)を欠かせない時代になりました。ほぼ同時に発刊された「フェイクニュースの見分け方」(新潮新書、烏賀陽弘道著)と「民主主義を壊すフェイクニュースの正体」(朝日新書、平和博著)を読んでみました。烏賀陽氏は朝日記者OB、平氏は朝日の現役記者です . . . 本文を読む
ネットメディアに伝統メディア完敗
2017年7月20日
民進党の蓮舫代表が戸籍謄本の一部などを開示して、日本国籍の選択宣言を済ませていると、記者会見で説明しました。二重国籍の是非、戸籍謄本の開示、公職選挙法違反の問題点などに対する朝日新聞の編集姿勢をみて、随分と偏った報道をすると思いました。
蓮舫氏の二重国籍問題は、言論プラットフォームの「アゴラ」が一年ほど前から集中 . . . 本文を読む
異常な金融政策が生む副産物
2017年7月16日
米大統領選で、巧みに作られたフェイクニュース(偽情報、ねつ造情報)がネット上を飛び交い、選挙結果を左右したのではないかという問題提起がなされています。ネット上で瞬く間に拡散していくフェイクニュースをどのようチェックし、排除するか。偽情報の発信者、拡散を許すメディアの責任が問われるのは当然だとしても、もっと広義にフェイクニュース . . . 本文を読む
財政規律の放棄の火の手
2017年7月9日
思わず耳を疑いました。自民党当選2回の議員30人が財政再建目標の放棄、消費税10%への引き上げ凍結、教育国債の創設など盛り込んだ提言をまとめるという動きです。財政規律の放棄を若手議員が勝手に提唱できるはずはありません。官邸の誰かが裏で糸を引いているに違いありません。
「安倍1強政権」だからこそ財政再建に果敢に取り組むのかなと . . . 本文を読む
進次郎氏は財務相の経験が不可欠
2017年7月6日
東京都議選で自民党が惨敗しました。地方選と国政選挙は違うとはいえ、安倍政権の信認に対する東京版の国民投票だったといえましょう。安倍首相の政治的スケジュールがすっかり狂いだしています。小池知事の乱気流を許したのは、「1強政権による慢心」などではなく、強引な政治手法、羅列する政策目標への批判であったと思います。
おごりや . . . 本文を読む
対ソ協力の狙いは4島からそれた
2017月2日
北方領土で日ソが進める共同経済活動は、「領土問題を解決するための環境つくり」との考え方が一般的です。遠回りのように見えても、そうした努力の積み重ねが必要なのだと、私も思ってきました。それがどうも違うようなのですね。両国が共同経済活動を進めれば進めるほど、ロシア、その住民にとって4島の経済水準が好転、居住にも適した地域になる。従っ . . . 本文を読む