選手の管理は参加国の責任に
2020年1月27日
橋本五輪担当相がコロナ対策で「必要な医療従事者(医師、看護士)は1人5日間の勤務をお願いすることを前提に、1万人程度に依頼する」と、発言しました。不用意な発言です。
五輪担当相なら「来日する参加国には、医師団の派遣を義務付け、自国の選手らのコロナ管理に責任を持ってもらう。日本は日本のことで精一杯だ」くらいのことをいうべ . . . 本文を読む
菅首相にスピーチライターが必要
2021年1月22日
希代のアジテーター、かつ異形の大統領だったトランプ氏が邸宅を持つフロリダ州に去り、バイデン氏が米大統領就任式に臨みました。米国の政治社会が見せた正常化への復元力は凄いドラマでもありました。
「皆さん、民主主義は今、この時をもって勝利した」という格調あるバイデン氏の演説の陰には、インド系アメリカ人のスピーチライターが . . . 本文を読む
政治に30年先を見据える力が必要
2021年18日
新型肺炎コロナの報道ばかりがあふれ、目先のことしか考えない、論じない。それもどうかと思い、近刊の「自由の限界/世界の知性21人が問う国家と民主主義」(中公新書ラクレ)を読みました。示唆に富みます。
仏のエマニュエル・トッド、仏のジャック・アタリ、イスラエルのユバル・ハラリ、米のジャレド・ダイアモンド、日本の岩井克人ら . . . 本文を読む
重大局面で訴える力を
2021年1月14日
新型コロナ感染抑止を目指す緊急事態宣言の対象地域がどんどん広がっています。菅政権の迷走ぶりがコロナ不安を煽っています。政策の迷走だけでなく、記者会見などの際のプレゼンテーション力(情報伝達力)の不足が目立ち、政権の強い意志が国民に伝わってきません。
13日の記者会見でも、視線に落ち着きがなく、発言のほとんどで机上のメモを読み . . . 本文を読む
最強国が生んだ最悪の大統領
2021年1月8日
悪あがきを続けてきたトランプ米大統領が7日、ツイッターで事実上の敗北宣言をだしました。民主主義のシンボルである連邦議会議事堂に支持者が乱入した事件を煽ったことが致命傷になりました。トランプ氏はポピュリストを通り越して、煽るだけの大衆扇動家に堕してしまいました。
20世紀最悪の独裁者がドイツのヒトラーとすれば、トランプ氏は . . . 本文を読む
死者の9割は60歳以上
2021年1月4日
新型コロナの感染拡大が止まず、菅政権の支持率が急落し、政府は重い腰を上げて、1都3県を対象に非常事態宣言を再開する流れです。無症か軽症で済む若年世代は「高齢者を守るために、われわれの雇用や仕事場、所得が奪われる」と不満を感じているはずです。
12月半ばまでの「勝負の3週間」の効果がなく、政府は「大都市における感染を抑制しなけ . . . 本文を読む