感染者10万人は世界最少レベル
2020年10月30日
新型コロナウイルスの国内感染者は29日、10万人を超えました。欧米に比べ、感染者数も死者数も日本は圧倒的に少ないのに、朝日新聞は一面トップの大扱いです。騒ぎすぎるから、経済が不必要に委縮する。
一面本記に「日本の感染者、重症者、死者は世界最少レベルに収まっている。欧米に比べ、桁違いに少ない」と、書き込むべきです。 . . . 本文を読む
予算書型の実務家で通せるか
2020年10月27日
菅新首相の所信表明演説がありました。私が「おやっ」と思ったのは「特定のスピーチライターを置かず、首相の関心の高いテーマを各省から集めて、官房副長官が作成した」という記事(読売)です。
だから「個別政策を短い行数で並べる形になった。菅首相は一つ一つの仕事に真面目に取り組む姿勢を示すことが重要だと、周囲に指示した」(読売 . . . 本文を読む
再編や統合に見向きもしない
2020年10月23日
地方の人口減、高齢化、地域経済の低迷、ゼロ金利などで、地方銀行の経営が厳しくなり、菅政権は地銀再編に向け、環境作りを始めました。地銀より地方紙はもっと深刻なのに、危機打開の動きは感じられません。
地方紙が消滅し、「取材空白地域」となった米国カリフォルニアの小都市で、住民不在の行政が加速したそうです。議員の報酬、市職員 . . . 本文を読む
「駐留軍受け入れ支援」に修正を
2020年10月19日
中国の軍事的膨張が続く中で、在日米軍の駐留経費の日本側負担について、日米両国政府は協議を始めました。トランプ大統領が「現在の4倍に増やせ」と発言したため、「いくら何でも無茶な暴論。トランプ流の脅しだろう」と騒ぎがおおきくなりました。
本格的な協議は、大統領選の結果がでるまで待つというのが実務者レベルの構えです。コ . . . 本文を読む
保護主義と対中強硬策に訴求力
2020年10月12日
米大統領選で「民主党のバイデン氏の勝利は動かない」が米国メディア、日本メディア、識者の大半の予想です。これに対して、日本でも著名な仏学者が「トランプ再選の可能性が大いにある」と予言しました。
歴史人口学者のエマニュエル・トッド氏です。ソ連の崩壊、英国のEU(欧州連合)離脱を予言し、さらに2016年の大統領選では「ト . . . 本文を読む
伝達するだけのリポーター
2020年10月9日
日本学術会議の会員人事問題は、菅政権と会議側が全面対決する構図になっています。学者側も一枚岩でなく、見解の対立があるようです。かれらの言い分を聞いて、どちらに分があるのか判断するのは難しい。
こういう時こそ、新聞などが判断材料を発掘して提供すべきなのです。首相の会見では、発言の曖昧模糊とした部分を粘って追及しなかったのか . . . 本文を読む
説明不足でボヤが大火にも
2020年10月5日
菅首相は、日本学術会議が推薦した新会員候補のうち6人を任命しませんでした。「安保法制などで政府に批判的な学者を狙い撃ちした」との解説はあたっているのでしょう。
「学問の自由を脅かす」は過剰反応にしても、今後、政府に迎合的な学者が増えてくると困る。政府がいつも正しい方向を目指しているとは限らないからです。「批判を聞くことは . . . 本文を読む
ネット社会はウソが力を持つ
2020年10月1日
米大統領選の第一回テレビ討論会が行われ、「史上最悪のテレビ討論」「史上最悪の大統領」「政策論議なしの泥仕合」「米国の愚劣さの恥さらし」と、酷評されています。
これが民主主義の最大の国、しかもその国の最大の政治イベントの姿なのでしょうか。国を左右する大統領選だからこうなるのでしょうか。草の根の選挙では、民主政治が健在なの . . . 本文を読む