日米に政治的エネルギーの落差
2015年8月28日
無競争、無投票というより、無気力ですね。9月の自民党総裁選のことです。対抗馬がでない情勢です。総裁選はせっかく政治への関心を高められるのに、その機会を放棄するのですからね。
新聞記事の見出しに「無投票が濃厚」とありました。政治への無関心を誘い、「無党派層の拡大が濃厚」が本当のところでしょう。自民の総裁選、野党の . . . 本文を読む
メディアは腰が引けた報道
2015年8月26日
異常な事件です。変質者による事件です。親の放置が生んだ事件です。真夜中に街を歩き回った中学生が自ら招いた事件です。過酷な言い方でしょうか。
あくまで報道された情報から判断すると、事件を考える視点はいくつかあります。推測、想像を交えていうなら、最も悪いのは当然、殺害者とみられる45歳の男です。それはもう、分りきっ . . . 本文を読む
中央銀行の超金融緩和が招く
2015年8月25日
1万8000円割れ。世界的株安という恐怖のどろ沼にまた、足を入れてしまったのでしょうか。政府、金融機関を含め関係者は、固唾を飲んで市場を凝視しています。バブル崩壊は震災の予知に似て、崩壊してみてからでないと、本当にバブル崩壊だったのかどうかが分らないところに難しさがあります。
アメリカのバーナンキ連邦準備制度理事 . . . 本文を読む
家族連れも恐れをなす表情
2015年8月23日
ファスト・フードのチェーンの社長さんについて話します。なんどかメディアに登場した外国人女性の社長、カサノバさんの表情にわたしは、おじけづきます。違和感があります。そうした印象を持つのは、わたしだけではありますまい。特に消費者相手の企業にとっては、トップが持つ雰囲気はとても大切です。
日 . . . 本文を読む
フェアプレーの精神に泥
2015年8月19日
東京五輪の公式エンブレムの盗作騒ぎは、疑惑が広がるばかりです。事件が明るみになるや、デザイン業界の専門家、法律関係者からはこのデザイナーを擁護する発言が目立ち、仲間たちが一緒になって火消しに走っている印象でしたね。恐らく盗用、模倣、転用はこの業界の根深い構造的な体質であると思われます。
国際オリンピ . . . 本文を読む
仏学者トッド氏がまた吠えた
2015年8月18日
独創性に富んでいるフランスの学者が目につきますね。世界的ベストセラーになった「21世紀の資本」の著者、ピケティーによる格差の歴史的拡大の学説もそうでした。エマニュエル・トッド氏の近著「ドイツ帝国が世界を破滅させる」(文春新書)は、「極端なことをいうものだ」と、始めは敬遠していました。一読してみると、毒舌と . . . 本文を読む
迷走し、ちぐはぐさが目立つ
2015年8月15日
結論に至るまでに、様々な曲折があったと思われます。14日に発表した戦後70年談話の作成で、安倍首相は持論を相当に引っ込めたのではないでしょうか。そのため、海外からもそう無茶な批判を受けたりすることはなさそうな反面、ちぐはぐところがかなり目につく談話となりました。
戦前を振り返りつつ、戦後70年の歩 . . . 本文を読む
全面的な否定も肯定も無理
2015年8月12日
日本は歯切れのいいエネルギー政策、原発政策を掲げるのは当分、無理でしょうね。九州電力川内原発が再稼動し、全原発の停止状態が終わり、安全対策が整った原発から運転が再開されることになります。再開といっても、あちらを立てれば、こちらが立たずの綱渡りが続くことになるでしょう。
日経新 . . . 本文を読む
こんなにも似るのかなあ
2015年8月6日
見た目にはそっくりさんですね。当事者は「事実無根」と否定しています。東京五輪の大会エンブレムがベルギーの劇場のロゴマークに酷似しているとの問題は、またも東京五輪関係者が新国立競技場に続いて、へまをやったのでは、と思いましたね。とにかく不思議な話です。
何か裏がありそうだと思っていたら、「そっくりさん」 . . . 本文を読む
国民の心理とのズレが拡大
2015年8月5日
安倍首相は安全保障法制の大改革で支持率が急落していることに、大きな不安を抱えているでしょう。安倍首相と組んでアベノミクス(経済政策)を推進してきた黒田日銀総裁もまた、複雑かつ不安な心境にはまり込んでいるに違いないと推測します。この2人の不安が「日本の今」を象徴しています。
黒田総裁は異次元金融緩和で日 . . . 本文を読む
政権に火の粉が次々
2015年8月4日
失言というには、周到な論理で組み立てられた発言でしたね。失言なのか、本音なのか、自分の発言を撤回した礒崎首相補佐官(参院)は、今回の安全保障法制の整備にかかわってきました。東大法卒、旧自治省に入り、以前、内閣官房に出向していた当時は、有事法制の整備を担当したこともあります。うっかり失言をするようなはずはありません。 . . . 本文を読む